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「白湯」ブーム? ペットボトルで2社販売、SNS「ありがたい!」「冬の定番に」 医師の見解も聞いた

温かい「白湯」がペットボトル飲料としてコンビニなどで販売され、話題となっています。

谷川岳の天然水 ホット用
谷川岳の天然水 ホット用

 朝晩の冷え込みが厳しくなっていく中、温かい「白湯(さゆ)」がペットボトル飲料としてコンビニなどで販売され、話題となっています。SNS上では「ノンカフェインのホットドリンク、すごくありがたい」「出先で薬を飲むときにいい」「冬の定番になってほしい」といった歓迎の声が。白湯のどのような点がよいのか、医師の見解も聞きました。

アサヒ飲料が11月1日発売

 アサヒ飲料(東京都墨田区)は11月1日、「アサヒ おいしい水」ブランドから、ホット専用商品として「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」(340ミリリットル入りペットボトル、希望小売価格 税別105円)を、期間限定で発売しました。ミネラルを含む地層を通った天然水(ナチュラルミネラルウオーター)を使用しており、「日本人に適した軟水で、飲みやすい味わい」(同社)。コンビニエンスストアやスーパーマーケットのホット飲料コーナーで、白湯の適温とされる約50度~60度に温めた状態で販売することを想定した商品です。

同社によると、白湯の飲用経験率が年々増加しており、需要が拡大していることと、顧客から「飲みたい時に買えない」などの声が多数寄せられていることから、今回の発売を決定。白湯は、一般的に朝の時間帯に多く飲用されており、女性は「冬場の冷えや寒さ対策」(LINEリサーチ調べ)、男性は「朝からカフェインを取りすぎないように、意識して白湯を飲んでいる」(アサヒ飲料調べ)といった、健康を意識して飲用していることが分かったとのことです。

セブン-イレブンは2シーズン目

 一方、セブン-イレブンは今年2月15日から東京23区内の一部店舗で「谷川岳の天然水 ホット用」をテスト販売、3月からは神奈川県内の一部店舗でも販売を始めました。夏場は一部店舗のみの販売となりましたが、運営するセブン&アイ・ホールディングスの広報担当者によると、「寒い時季になり、取扱店舗が増えている」とのことです。

「谷川岳の天然水 ホット用」は、群馬県と新潟県の県境にある、谷川岳で採取した天然水を使用。280ミリリットル入りペットボトルで、91円(税別)で販売しています。

【新発売!】コンビニでも気軽に買える「白湯」

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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