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梅雨時、頭痛が悪化するのはなぜ? 対処法は? 専門医に聞く

頭痛を予防するには?

Q.梅雨時の頭痛の予防策があれば、教えてください。

丹羽さん「対処法と重なる部分があるのですが、まずは規則正しい生活を送ることです。深夜まで起きていて、朝だらだらするような、自律神経を乱しかねない生活はやめましょう。規則正しい生活を送ることで、ホルモンバランスもよくなります。

自律神経のバランスを整えるために、腹式呼吸も効果的です。5秒くらい時間をかけて、ゆっくりと鼻から息を吸い込み、おなかを膨らませてから、6秒くらいかけてゆっくりと口から息を吐き、おなかをしっかりとへこませる。これを5回くらい繰り返します。ただ、正しい腹式呼吸は意外と難しいので、手っ取り早い方法としては、入浴をおすすめします。

39度から40度くらいのぬるめのお湯でもよいので、1日5分はしっかりと湯船につかります。血流促進効果のある入浴剤を入れると、なお効果的です。頭痛は交感神経が緊張し過ぎることで誘発されるので、リラックス効果で副交感神経を刺激するのです。

入浴した後も大事です。汗が自然に引くのを待ってください。うちわか、せいぜい扇風機を使う程度にしましょう。エアコンで急に冷やすのは厳禁です。汗をかき、汗が引く過程で熱を奪うことが、自律神経を整えることにつながるからです。

もう一つ、東洋医学では、体内の余分な水分でさまざまな症状が起きるとされ、これは梅雨時期の高湿度とも関係してきます。利尿作用のあるキュウリやトマト、スイカ、枝豆、大豆、ミョウガ、パクチー、トウモロコシなどを積極的に食べることも、頭痛予防につながります」

(オトナンサー編集部)

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丹羽潔(にわ・きよし)

医師、医学博士

1987年、東海大学医学部を卒業、医学博士取得後に、ドイツ・ミュンヘン大学で1年、米国・ミネソタ大学で3年間、脳神経内科学、特に脳循環代謝学や頭痛の研究に従事。平塚市民病院神経内科医長、東海大学医学部内科講師を経て、2005年、「にわファミリークリニック」(東京都調布市)を開設、院長に。2015年、頭痛専門クリニックである「東京頭痛クリニック」(東京都渋谷区)を開設、理事長を務める。

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