なぜ「他人の不幸」をのぞき見したくなるのか? 実は明治から続く、貧困・障害のエンタメ化130年史 【明治時代】ジャーナリストの松原岩五郎が執筆したルポルタージュ『最暗黒の東京』(岩波文庫ほか)が1892年、現在の東京新聞の前身の一つである『国民新聞』に連載され、当時の読者にすさまじい衝撃を与えた。タイトルの「最暗黒」は流行語となり、1897年までに5版を重ねるロングセラーとなった(画像はイメージ) 【大正から戦前にかけて】社会運動家の賀川豊彦などの活動により、貧困は「救済すべき対象」という道徳的な物語と、江戸時代からの見世物小屋の流れをくむエロ・グロ・ナンセンスとしての消費に二極化(画像はイメージ) 【戦後】粗悪な紙に印刷された大衆娯楽雑誌、いわゆるカストリ雑誌が「背徳的エンタメ」を担った。浮浪児、街娼、日雇い労働者の生活をエロティシズムと結び付け、「退廃的な美」などとして楽しむ文化(画像はイメージ) 【高度経済成長期からバブル期にかけて】「一億総中流」の幻想が広がり、貧困は日常から消え、その反動として「聖域」や「ロマン」の対象となる。硬派なルポや社会派ドキュメンタリーの舞台として、一部の知識層に消費されるようになった(画像はイメージ) 【2000年代以降】多様化の時代を迎える。『銭形金太郎』などの「貧乏バラエティー」番組のような「笑えるコンテンツ化」から、闇金業者、債務者、風俗関係者、反社などへの徹底的な取材に基づき、現代社会の闇をリアルに描いた大ヒット漫画『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平著、小学館)に至るまで、消費の形は広がっていく(画像はイメージ) 関連記事 より使いやすいサイトへ!ご意見をお聞かせください 実は多い…「寝る寸前までスマホ」「かさぶたを剥がす」「お風呂に入らず寝る」“よくない”と分かって“やってしまう”人たち 宿題や読書感想文にAI…子どもが無意識にやりがち “絶対に入力してはいけない情報”とは【専門家解説】 「結婚は?」「子どもは?」 親のおせっかい、もはやホラー? 「帰省ブルー」が“正常な生存本能”と言えるワケ 防カメがあっても危険…「お盆の空き巣」を招くNG行為とは? 元警視庁刑事が明かす“留守だとバレる家”の共通点 記事ページに戻る
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