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三浦翔平、自宅公開から下ネタ、春馬の思い出まで…オープンすぎるイケメンぶりに迫る!

絶妙なバランス感覚と安定感

 それでも彼の死後、こうして共演映画が公開されることは「ダブル三浦」としての縁を感じさせます。しかも、春馬さんのドラマにおける遺作「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS系)でも2人は共演したのですから。三浦さんが春馬さんのことをたびたび口にするのは、盟友ともいうべき素晴らしい役者をたたえたい、そして、世の中の人にずっと覚えていてほしいという気持ちの表れだと思われます。

 それにしても、三浦さんという人はバランスが絶妙です。ノロケも男気もエッチな下心もオープンにして、その全てを自分らしさとして表現できています。個人情報を巡るリスクが叫ばれる時代にあって、これは希少な才能といえます。バランスが絶妙で安定感のある人だからこそ、自分をさらけだしても平気なのでしょう。

 これからも役者としてはもちろん、バラエティーでも楽しませてくれそうな三浦さん。近い将来、妻・美玲さんとのCM共演も見られるかもしれません。

(作家・芸能評論家 宝泉薫)

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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