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三浦翔平、自宅公開から下ネタ、春馬の思い出まで…オープンすぎるイケメンぶりに迫る!

役者業のみならず、バラエティーでも存在感を発揮している三浦翔平さん。故・三浦春馬さんとの関係などから見える、彼の魅力に筆者が迫ります。

三浦翔平さん(2018年8月、時事)
三浦翔平さん(2018年8月、時事)

 12月5・6日に2夜連続で放送されたドラマ「逃亡者」(テレビ朝日系)に若手警察官役で出演した三浦翔平さん。三浦さんは同11日に公開された映画「天外者」にも出演しています。

 と、役者業も順調ですがそれだけではなく、バラエティーでも存在感を発揮しています。11月15日に放送された「おしゃれイズム」(日本テレビ系)では自宅で料理をする映像を公開。時々、妻・桐谷美玲さんの「麺、タイマーした?」「パセリは?」とアドバイスの声が入るという、サービス満点、あるいは二重の意味でごちそうさまな映像でした。

懐かしくて新鮮な、オープンな私生活

 また、この番組では自身の出演作品について「当て馬」枠(主役カップルを結果的に引き立てる役どころ)が多いことに言及。「全部、フラれてるんですね。それこそ、奥さんと出会ったドラマも最初、奥さんが僕のキャラクターを好きになって、最終的に山崎賢人くん(のキャラクター)とくっつくっていう。でも、現実はこっちでくっついちゃったね、なんて笑ってたんですけど」と、これまたノロケとも取れる発言をしました。

 その姿は懐かしくて、むしろ新鮮です。というのも、最近の役者は私生活をあまりオープンにしません。例えば、山崎育三郎さんの妻は元・モーニング娘。の安倍なつみさんですが、結婚の話をしているところをまだ一度も見ていない気がします。

 しかし、昔の役者は自宅や家族を紹介したり、夫婦でドラマ、映画、CMに出演することが珍しくありませんでした。現在、中尾明慶さんと仲里依紗さんがCMで共演中ですが、そういう光景が当たり前に見られたものです。そのため、反町隆史さんが紺野まひるさんと夫婦役で共演しているカレーのCMなども、昔なら、松嶋菜々子さんと一緒にやっていたのではと感じるほどです。

 さて、話を三浦さんに戻すと、彼のトークは笑いも取れます。「おしゃれイズム」では得意な武田鉄矢さんの物まねも披露していましたし、その6日後の「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)ではちょっとエッチな話もしていました。

 それはネット広告に出てくる「布面積がめちゃめちゃ少ない女性たちが踊っている」動画がすごく好きというもの。「やたら乳をパインパインさせるんですよ。腕立てとかしてるんですよ、皆さん。あざといな、これ、見えるのがいいんだろうなと思いながら、でも、見ちゃう俺がいるんですよね」と熱弁して爆笑させていたものです。

 かと思えば、映画「天外者」の番宣では打って変わって、真摯(しんし)な表情で「日本の未来を切り開いた五代友厚を三浦春馬さんが全身全霊をかけて演じておりますので、皆さん、ぜひ、劇場でご覧ください」と語りました。

 そう、この映画の主演は三浦春馬さん。7月に亡くなってしまいましたが、三浦翔平さんは12年前に「ごくせん」(日本テレビ系)第3シリーズで共演して以来、友情を育んできました。そして、死後もたびたび、彼の話をしています。

 10月20日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)では趣味のサーフィンについて「三浦春馬くんとよく一緒に行ってたんですけどね。すごく楽しく一緒にやっていました」と回想。

 11月30日に行われた映画の完成披露試写会後の「めざましテレビ」(フジテレビ系)によるインタビューでは「もちろん、春馬とはいろいろな打ち合わせや話し合いをして、4人で(すき焼きを)食べるシーンは本当においしくて、春馬はおかわりしようとしていた」と振り返りました。

 また、前出の「おしゃれイズム」では春馬さんや佐藤健さん、城田優さん、ONE OK ROCKのtakaさんらとの長年の交流に言及。「仲間が1人亡くなっちゃったので、会う時間って大切だよねっていうのは改めて話し合ったりはしてますね。時間をつくってでも会わなきゃいかんなっていうのはあります」と語りました。そこには、春馬さんともっと会って、悩みなどを聞いていれば…という後悔も垣間見えたものです。

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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