オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

あなたも要注意! 「コンビニランチ」の栄養バランスアップ術

商品バリエーションが豊富であることから「コンビニランチ派」の人も多いはずですが、あなたもその一人なら要注意。コンビニランチは組み合わせによっては、栄養バランスが大きく崩れてしまうからです。

ランチに欠かせない存在となったコンビニ弁当

 お弁当におにぎり、パン、サラダと多様な食品を取り扱うコンビニエンスストアは今や、毎日のランチに欠かせない存在。最近では健康を意識した商品も多く、「ランチはコンビニ派」の方も多いことでしょう。しかし、そんな人は要注意。コンビニランチは選び方次第で、栄養のバランスが大きく崩れてしまうからです。

 オトナンサー編集部では、栄養バランスが崩れやすいコンビニランチのパターンとそれぞれのバランスアップ術について、ザ・健康食ドクターの斎藤糧三さんに聞きました。

コンビニランチの3大パターンとは

 まず、コンビニランチのよくある組み合わせと、それぞれに不足する栄養素は以下の通りです。

【カップ麺+おにぎり】

 カップ麺とおにぎりなどの組み合わせは、カルシウムや鉄分、食物繊維が不足する一方、塩分を取りすぎてしまいます。

【菓子パンや総菜パンのみ】

 パンのみのランチはカルシウムや鉄分、食物繊維のほか、タンパク質も摂取できません。逆に脂質は取りすぎてしまいます。

【サラダのみ】

 生野菜はヘルシーで栄養十分のように思えますが、サラダだけだと脂質の割合が高くなり栄養バランスはイマイチ。タンパク質やカルシウムも不足気味になります。「野菜だけのメニューはエネルギー量が不足するため、長期的に続けると筋肉量が減り、冷えやすい体になってしまいます」(斎藤さん)。

1 2 3

斎藤糧三(さいとう・りょうぞう)

医師(ザ・健康食ドクター)

日本医科大学卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長、一般社団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長、ナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長、サーモセルクリニック院長。遅延型フードアレルギー検査をいち早く導入し、腸内環境の再生によってアレルギーなどの慢性疾患を根治に導く次世代型医療・機能性医学を日本に紹介、日本人初の認定医となる。得意分野は栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエット指導、更年期症候群の治療、アスリートの栄養管理など。近著に「病気を遠ざける! 1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力」。

コメント