オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

℃-uteと嗣永桃子がいなくなったハロプロのこれから

「ハロプロ新章」の幕開けなるか

「良くも悪くも、ハロプロって古臭いというかクラシックなところがある。やってること自体はそんなに変わっていないんですよ。でも、SNS時代というか、ネット上でゆるく盛り上がっていることがあるんです」と話すのは前出の40代男性ファン。それは、ハロプロショップで1000円で購入できるフィギュアスタンドキーホルダー(FSK)なのだとか。

 FSKは、透明のアクリルにメンバー本人の身長約1/20スケールのビジュアルが入ったもので、自立用の台座もあり、各グループそれぞれを集めて飾った様は圧巻。某メンバーが食事の際に料理と一緒に写したのが人気の発端だそうです。ファンは自分が推すメンバーのFSKをケースなどに入れて携帯し、食事や飲み会などさまざまな場面で撮影してはネットに投稿します。「#ご飯ととるのがいいと聞きました」というハッシュタグでツイッターを検索すると、出てくる出てくる。なかなかの盛り上がりで、活動再開した道重さゆみさんのFSKなどは予約商品となったほどです(受付終了)。

 そもそもはそうした目的で作られたグッズではありませんが、ちょっとしたきっかけで楽しみが広がり、その楽しみを多くの人たちが共有できるノリが、古くて新しいハロプロの良さではないでしょうか。

 ただ、今後のハロプロについてファンの間から聞こえてくる声は楽観的なものばかりではありません。4期加入時からハロプロを応援しているという50代男性ファンは「漠然とした不安を感じることはあります。つんく♂さんの頃と比べて楽曲のリリースが明らかに減っています。以前なら年に3~4枚はシングルが出て、年2回のハロコンで各グループが披露、アルバムも1年から1年半ペースでした。今はそれが、ファンからしてみると圧倒的に足りていない感があるんです。こぶしは1年くらいシングルのリリースがなかったほどです。やっぱりシングルが出ると盛り上がりますし、応援するモチベーションも高まるんですが」と話します。

 別の40代男性ファンは「最近気にしているのはメンタル面が理由で休養したりするメンバーが目立つこと。なぜかはわかりませんが、モチベーションが保てないのかなとか、ストレスがすごいのかなとか、ファンはやっぱり勘ぐってしまいます」と心配そうです。

 今年から来年にかけての大きな変化がそうした懸念をも払拭し「ハロプロ新章」の幕開けとなることを期待します。

(ライター、フォトグラファー 志和浩司)

1 2 3

志和浩司(しわ・こうじ)

ライター、フォトグラファー

1980年代にカメラマンとしてデビュー。90年代から各種紙媒体の編集に携わり、その後、モバイルサイトを経て新聞や雑誌、ウェブメディアなどでエンタメを中心に取材。CBCラジオ「丹野みどりのよりどりっ!」などのラジオ、テレビ番組出演も多数。芸能分野ではアイドルから演歌歌手、スポーツ選手までを幅広くインタビューしている。

コメント