吉野家HD株が一時、年初来高値 「豚スタミナ丼」人気などで好決算
7月11日午前の東京株式市場で吉野家HDの株価が一時、年初来高値をつけました。先週発表した、2018年2月期第1四半期の連結決算が好調で、成長期待から買いが入っているようです。

7月11日午前の東京株式市場で、吉野家ホールディングス(HD)の株価が一時、年初来高値となる1974円をつけました。7月7日に発表した、2018年2月期第1四半期の連結決算が大幅増益だったことから、成長期待の買いが入っているようです。午前終値は前日比2円(0.1%)安の1962円。
吉野家の新メニューが好調
同決算は、売上高が前年同期比4.2%増の484億9300万円、営業利益が同393.3%増の7億4800万円、純利益が同222.3%増の4億1900万円と増収増益。牛丼チェーンの吉野家では、Tポイントのデータを基に開発した「豚スタミナ丼」「黒カレー」などの新メニューが好調だったほか、原価低減により、同52.2%の増益となりました。
うどんチェーンのはなまるうどんは、積極的な出店が奏功。春の限定メニュー「特選 海鮮松前漬けのとろ玉ぶっかけ」も好調で同82.6%の増益でした。
いちよし経済研究所の鮫島誠一郎主席研究員は「吉野家のみならず幅広いセグメントで増収増益となったことから、個人投資家の買いが入っているようです」と話します。鮫島さんによると、今後、節目の2000円を超えるには吉野家の既存店売上高が課題となりそうです。
(オトナンサー編集部)
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