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お盆と「火」 「迎え火」「送り火」の意味とは? 火を息で消さない理由は?

今年のお盆はどう過ごす?

Q.今年は新型コロナウイルスの影響で、お盆に合わせた帰省を断念する人も多いと思います。その場合、お盆はどのように過ごすのがよいのでしょうか。

齊木さん「お盆は家族が一堂に会し、ご先祖さまをお迎えする絶好の機会ですが、今年はかなわない人も多いかと思います。法要や親族の集まりに欠席する場合、お盆のお供え物と共に、お盆のあいさつを丁寧に手紙にしたためて送るとよいでしょう。その際は、できれば1週間ほど前に届くよう手配するのが好ましいです。

また、お墓参りなどができなくても、自宅でも十分にご先祖さまを思うことはできます。自宅でろうそくに火をともし、ご先祖さまの目印にします。仏壇や位牌(いはい)がなくても、『盆棚』を作ってみるのもおすすめです。小さな箱の上に白い布をかぶせ、お水やお供え物をして準備し、一輪でもいいので、お花を飾るとよいです。

迎え火や送り火の代わりに、小さなちょうちんを準備するなど、どれか一つでもいいです。大切なことは、ご先祖さまや故人への感謝としのぶ気持ちです。ご先祖さまは、私たちをいつも見守ってくださっている、ありがたい存在ですので、家族そろって静かにご先祖さまに思いをはせてみるのも、今年ならではのお盆の過ごし方ではないでしょうか」

(オトナンサー編集部)

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齊木由香(さいき・ゆか)

日本礼法教授、和文化研究家、着付師

旧酒蔵家出身で、幼少期から「新年のあいさつ」などの年間行事で和装を着用し、着物に親しむ。大妻女子大学で着物を生地から製作するなど、日本文化における衣食住について研究。2002年に芸能プロダクションによる約4000人のオーディションを勝ち抜き、テレビドラマやCM、映画などに多数出演。ドラマで和装を着用した経験を生かし“魅せる着物”を提案する。保有資格は「民族衣装文化普及協会認定着物着付師範」「日本礼法教授」「食生活アドバイザー」「秘書検定1級」「英語検定2級」など。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yukasaiki)。

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