日本のアラフォー美魔女は、女子の「希望」となりえるか
庶民的な「美の塊」ダイアナを見習え
「心ときめく安心感」の代表は、故ダイアナ元妃ではないでしょうか。ショートカットなのにティアラとドレスが似合い、外見は説明する必要もないくらいの「美の塊」でしたが、彼女がモノ言わぬ、ニコニコしているだけのプリンセスだったら、そこまで記憶に残ることはなかったでしょう。彼女の表情には、カッコつけない喜怒哀楽がありました。
ダイアナ元妃は生まれこそ貴族でしたが、実家の家庭事情はやや複雑で勉強はちょっと苦手。保母さんの経験もあったりして、プリンセスのいすにすんなり座ったわけではありません。そして何より、ファストフードや遊園地といった、ロイヤルファミリーには無縁と思われるような場所に平気で行ったりする一面に、私たちは親近感を覚えたのです。
それに加えて、エイズ患者の入院する病院やホームレスの保護施設を訪問したりと、それまでの英王室にはありえないことだらけで、王室と庶民との壁を確実に埋めました。彼女の行動には「庶民と同じ価値観を持っていたい」という気持ちがありましたし、その心に私たちというか、私は安心したのです。残念ながら、彼女を見続けることはできませんでしたが、日本の美魔女には、こうした安心感のある「美」をどんどん追求してもらいたいのです。
これからは「強さ」や「行動力」が、美しさに磨きをかけるキーワードになるでしょう。ダイアナ元妃はとても強い人でした。そうでなければ、王室から離れて地雷除去の問題に取り組み、新しい恋に飛び込むことなんてまず無理です。
私は日本の美魔女の「強さ」や「行動力」に期待しています。そして、私やさらに下の世代の女性たちに、パワーと勇気を与えてください。彼女たちこそ、私たちが目指す「希望の道標」なのですから。
(医師・健康エッセイスト 藤野みゆき)

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