オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

日本のアラフォー美魔女は、女子の「希望」となりえるか

「内面さえよければいい」は単なる甘え

 結局のところ、本来の「美」とは何なのでしょうか。シワを取り、シミを消して、とにかくリフトアップというのは、何だかセンスがない感じです。顔だけ若くても、体は脂肪でダルダルだと、さすがに違和感がありますし、アンチエイジングは体のシルエットや内臓が元気でこそ、なのです。

 本当の「美」を考えること、小一時間。「内面が輝いている」「ムダがない」「笑顔が素敵」など、耳にタコができるくらい聞いてきた言葉が頭の中を駆け巡る中、副都心線から千代田線に乗り換える時にやっと思いついたのです。それは…

「心ときめく安心感」

 曲がりなりにも「美」をうたっているわけですから、「内面さえよければいい」なんていうのは、甘えです。目を奪われる「美」というのは、外見から来ているわけです。かといって、「外見が100点満点で、1ミリのズレすらない」というものに、人間は本能的に引かれません。シワやシミ一つない、お人形のようなシンメトリーなお顔立ちとスタイルに興味はあれど、そこに温もりはありません。美しさも安心感があるから、素直に憧れるというもの。花にしろ、靴にしろ、美しいものに心奪われている瞬間というのは、ドキドキ興奮している一方で、癒されている感覚があるのです。

1 2 3 4

藤野未雪(ふじの・みゆき)

医師、健康エッセイスト

1980年広島生まれ。2010年東京医科大学医学部卒業。2012年同大病院形成外科入局、2014年都内クリニック勤務、2016年漢方養生指導士初級取得。趣味は野球観戦(カープ女子)、ゲーム(ドラゴンクエストシリーズ)、旅行。公式ツイッター(https://twitter.com/HoneymilkOn)。

藤野未雪(ふじの・みゆき) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント