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ディーン・フジオカ、ホラン千秋、船越英一郎、原田龍二…芸能人による「キャスター進出」の裏事情

今後キャスター進出する芸能人は?

 ただ、生放送の報道・情報番組への出演は、メリットばかりでなく、失言などのリスクも高いだけに、成否の差は紙一重。無難にこなすだけでは評価が上がらないため、注意しながらも“自分ならではのひと味違うコメント”を模索しなければなりません。また、番組の外でも清廉潔白さを求められる分、週刊誌からのマークが厳しくなり、「交友関係や夜遊びなどに気をつけなければならない」という苦労もあります。

 それでも報道・情報番組に出演したい芸能人は多く、次の大型改編期である秋以降も増えていくでしょう。今後、キャスター進出する可能性が高いのは、視聴者層の広いNHKの朝ドラや大河ドラマに出演したイケメン俳優のほか、遠藤憲一さんや松重豊さんら、酸いも甘いもかみ分けたベテラン俳優、ホランさんのようにブレイクまでに時間がかかり苦労を重ねた若手タレントの3パターン。平日の朝から夕方までのテレビ欄が、生放送の報道・情報番組で覆い尽くされているだけに、活躍の場には事欠きません。

 今日も各局のテレビマンたちは、「新たなキャスターになれる芸能人はいないか」と目を凝らしており、芸能人たちは経験と知識を積み重ねながら、そのオファーを待っているのです。

(コラムニスト・テレビ解説者 木村隆志)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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