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いよいよ就活戦線スタート! 学生はエントリーシート“コピペ戦術”を駆使すべし

学生は狡猾さを身につけよ

 学生は大学が用意する就活ゼミや就活本で、「エントリーシートの書き方」「面接スキル」を学んでいきます。学生は「大学名不問、人物重視で採用する」という建前を信じるため例年、大手企業に応募が集中することになります。しかし、企業は大学名でスクリーニングを行っているのが実情です。

 ところが、企業にとって学生は大切なお客さまなので、学歴差別が存在することを公にはできません。自社の商品を買っていただけるお客さまに失礼な対応はできないからです。仮に落ちたとしても、ネガティブな印象を持つことなくフェードアウトしてもらう必要があります。そのためには、厳選採用を演出しなくてはいけないのです。

 内定を取得するにあたって必要なことは、小手先のスキルを磨くことではありません。就活に対して狡猾(こうかつ)になり、臨機応変に対応することです。最近、エントリーシートは「手書きがよいか、パソコンで作成したものがよいか」が議論されていましたが、自筆であることが評価されて内定が取得できたケースも、聞いたことがありません。

 エントリーシートは初期段階で読まれることはないので、パソコンで作成して、内容もコピペのものを業種別に用意しておくと便利です。手書きだと丁寧に見えますが、単にそれだけのことです。これに労力をかけるから、お祈りメールが来たときにショックを受けるのです。

 いずれにせよ、就活が短期決戦であることは間違いありません。短期決戦で競合に勝つための戦略と戦術を考えましょう。競合を具体的にすることが「戦略」、戦略を具体的にすることが「戦術」です。最短で効果的なプランを考えることが肝要です。

 大学さえ入学すれば逃げ切れたのは過去の就活です。最近の就活は、小手先では内定が取りにくくなっています。有名大学であれば有利なのは事実ですが、学生にも内定を獲得するための「戦略と戦術」が求められているように思います。

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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