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あなたは大丈夫!? 急増する「させていただきます症候群」とは

目上の人に失礼のないように、動詞に「させていただきます」をつけることは多いはず。これを多用する「させていただきます症候群」が話題になっていますが、その典型的誤りはどのようなものでしょうか。


「させていただきます」に潜む誤りとは…

「読まさせていただきます」「帰らさせていただきます」――。知らず知らずのうちに、こうした言葉遣いをしていませんか。

 目上の人や大事な相手に対して失礼のないように、自分の行為の語末に「させていただきます」を使うケースは多いはず。しかし多用するあまり、誤った使い方をしている人も少なくないようです。

 オトナンサー編集部では今回、東洋大学文学部の三宅和子教授に取材、「させていただきます」の典型的な誤用について聞きました。

五段活用の動詞には使えない

 三宅さんによると、間違いは大別すると「五段活用の動詞に使う」「相手にとって望ましくないことに使う」の二つです。

1.五段活用の動詞に使う

 日本語の動詞の大半は五段活用です。たとえば「読む」は未然形「読ま(ず)」、連用形「読み(つつ)」、終止形・連体形「読む」、仮定形「読め(ば)」、命令形「読め」となります。

 しかし「させていただきます」は本来、五段活用ではなく「閉める」などの上一段活用、または「食べる」などの下一段活用の動詞に対して、「(電車のドアを)閉めさせていただきます」「食べさせていただきます」といった具合に使うもの。「読まさせていただきます」は誤用で、「読ませていただきます」が正解です。

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