新NISAは「世界情勢が不安定」でも始めていい? 初心者が絶対やってはいけない“6つのNG行為”とは【専門家が解説】
「暴落時に売る」はNG
Q.新NISAを始めた人がやってはいけないNG行為について、教えてください。例えば、新NISAを始めた人にありがちな失敗例としてどのようなものがありますか。
岩崎さん「典型的なNG行為、失敗例、鉄則は次の通りです」
(1)感情で売ってしまう
・暴落時にパニックになって売却する
・少し利益が出たからといって売却する
・「もうかっても売らない」が鉄則
(2)短期売買・頻繁な乗り換え
・話題の銘柄に飛びついて、また別の話題に乗り換える。これは「投資」ではなく「投機(ギャンブル)」と同じ
(3)人の勧めにすぐ飛び乗る
・SNSやYouTubeで見た情報をうのみにする
・金融機関の営業担当に勧められるまま購入する。金融機関は「手数料最大化」が原則という側面がある。
(4)テーマ型ファンドや流行の商品に集中する
・AI関連、特定国ファンドなど、旬のテーマに偏った投資
・「今の覇者が10~20年後も覇者である保証はない」
(5)生活資金まで投資に回してしまう
・余剰資金以外を投資に回すと、下落時に耐えられず売却してしまう原因になる
(6)途中でやめてしまう
・投資の結果を決めるのは「知識」ではなく「気質」。継続できるかどうかが重要。
・長く続けることが最も重要
NISAとiDeCoの違いとは?
Q.ちなみに、NISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)は何が違うのでしょうか。両者ともに取り組んだ方がよいのでしょうか。それとも、資金に余裕がなければどちらか一方のみに取り組む形でも問題はないのでしょうか。
岩崎さん「新NISAのほかに、iDeCoや企業型DC(企業型確定拠出年金)をしっかり活用すれば、ほとんどの人の資産形成は完結します。両者の違いは次の通りです」
【NISA】
・税制メリット
運用益が非課税
・引き出し
いつでも可能
・年間上限360万円(つみたて120万+成長投資枠240万)
・向いている人
流動性を確保したい人、いつ使うか分からない資金がある人
【iDeCo(個人型DC)】
・税制メリット
運用益非課税+掛金が所得控除+受取時も優遇
・引き出し
原則60歳まで不可
・年間上限
会社員:月1万2000~2万3000円程度(勤務先によって異なる)
・向いている人
老後資金を確実に作りたい人
優先順位の考え方
(1)まずiDeCoや企業型確定拠出年金を活用
掛金が給与から控除されるため、所得税や住民税の負担が軽減できる可能性がある。
(2)次にNISAを活用
・流動性があり、必要な時に引き出せる
・生活設計に合わせてプランニングしやすい
資金に余裕がない場合:どちらか一方でも全く問題ありません。大切なのは「できる範囲で始めて、続けること」です。
税制優遇制度は「最も切れ味のいい武器」であり、これらを活用しない手はありません。少額からでも、まずは始めてみることをお勧めします。
(オトナンサー編集部)







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