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上司に「お手すきのときに」と仕事を頼む人は、成果を出せない

お手すきの優先順位、分かりますか

 「お手すきのときに」は便利な言葉です。「手の空いたときで構いません」という意味があります。ところが、ビジネスパーソンには常に何かしら手をつけなければならない仕事があるもの。ここで、また、読者の皆さまに質問があります。依頼された順が、A→B→Cだった場合、あなたはどの順で手をつけるのが好ましいでしょうか。

A.「お手すきのときに」と言われた資料作成
B.「今週の木曜日朝10時までに提出してほしい」と言われた資料作成
C.「再来週の火曜日午後中に提出してほしい」と言われた資料作成

 「おそらく、ほとんどの人が『B→C→A』の順と答えるでしょう。Cを提出し終えた時点で『夕方4時半までに見積書の作成を頼む』などと言われたら、『お手すきのときに』と言われた『A』は、さらに放置されます。私たちは緊急性の高いもの、締め切りのあるものから手をつけていきます。ということは、いつまでたってもその『お手すき』程度で依頼された『A』には手をつけることがありません」(沖本さん)

 「相手に動いてもらうためには、依頼時に必ず『いつまでに』という期限も併せて伝えなくてはいけません。優先順位が伝わらなければマネジメントはできません」

相手を動かすのがビジネスの要点

 相手を動かすには明瞭さが必要とされます。言葉は短く簡潔であることや、相手がどうしてほしいのか、きっちりと察知することです。また、気持ちよく動いてもらうために、相手の気持ちをプラスにできるような日常のコミュニケーションも大切です。

 相手を成果に導くことはビジネスの要点です。例えば、「半期で1億円の売り上げ目標を最終的には2億円まで引き上げた」「部下に仕事を依頼したところ、10日の予定が3日で終了した」など、成果が具体的に数値で表せることが大切です。仕事は自分事として捉えなければ、成果にはつながりません。皆さまの仕事ぶりはいかがですか。

(コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「すぐやるスイッチ」(総合法令出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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