高齢者はサイバー犯罪者の「格好の標的」…シニア層に仕掛けられる《犯罪の罠》に専門家が警鐘【敬老の日】
高齢者向け啓発の重要性
消費者庁によると、70歳以上の高齢者のうち、フィッシングメールを正しく識別できる人は42.7%、問題を「十分理解している」と答えた人は23.5%にとどまります。全国平均と比べても大幅に低く、認知の遅れが被害拡大につながっています。
ブリエディスさんは「高齢者向けのセキュリティー教育やツールの提供は不可欠です。家族や地域でのサポートと組み合わせることで、被害リスクは大幅に減らせます」と語ります。特に、自治体や地域包括支援センターが中心となって「デジタル安全講座」を開催するなど、啓発活動を日常的に行うことが重要です。
日常生活の中でも、簡単にできる予防策があります。
・パスワード管理:複雑なパスワードを作り、定期的に変更する
・公式サイト確認:銀行や役所からのメールは、必ず公式サイトからログインする
・二要素認証(2FA)導入:アカウント乗っ取りリスクを軽減
・VPN利用:公共Wi-Fiや旅行先でも通信を暗号化し、個人情報漏えいを防ぐ
・地域ボランティアとの連携:自治体やNPOが開催する「シニア向けネット講座」に参加し、最新の詐欺手口や防御策を学ぶ
ブリエディスさんは、こう強調します。「テクノロジーだけでなく、家族の協力と日常的な習慣の改善が、シニアを守る鍵です」。
高齢者はサイバー犯罪者に狙われやすい一方で、予防策を講じれば多くの被害を防ぐことが可能です。家族や地域コミュニティーが定期的に情報を共有し、信頼できるセキュリティーツールを活用することで、安心してオンライン生活を送れます。
敬老の日をきっかけに、離れて暮らす高齢者の安全を一緒に見守る取り組みが求められています。被害の防止には、フィッシング対策、AI音声詐欺への警戒、VPNやセキュリティーアプリの活用など、複合的なアプローチが鍵となるのです。
(オトナンサー編集部)

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