「ホットケーキ」と「パンケーキ」って、どう違うの? 管理栄養士に直撃してみた
おやつとして食べたりする「ホットケーキ」。見た目がよく似ている「パンケーキ」とは違うものなのか…管理栄養士に聞いてみました。

自宅でもカフェでも楽しめるおやつの代表格「ホットケーキ」。似たもので「パンケーキ」もありますが、それぞれに違いはあるのでしょうか? そこで今回は、「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いについて、管理栄養士の浜本千恵さんに直撃してみました。ホットケーキとパンケーキを食べる時の栄養面のアドバイスも、ぜひ参考にしてみてください。
Q.「ホットケーキ」と「パンケーキ」の違いを教えてください。
浜本さん「材料として、ホットケーキとパンケーキに明確な違いはありません。素材はどちらも、小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、卵、牛乳が基本です。そのため含まれる栄養も、基本的には同じです。どちらも炭水化物が中心で、卵や牛乳によるタンパク質がとれる食べものだといえます。
私が料理名を考える時も、はっきりとした使い分けはしていません。ただ、言葉が与えるイメージによって決めているところはあります。ホットケーキは昔ながらの喫茶店にあるイメージ、パンケーキはおしゃれなカフェにあるイメージです。甘くてずっしりとしたタイプはホットケーキ、ふわふわしたタイプや甘くないお食事系のものは、パンケーキと呼ぶことが多いと思います」
Q.ホットケーキやパンケーキをおいしく作るコツを教えてください。
浜本さん「おいしく仕上げるには、粉っぽくならないように、しっかり混ぜることが大切です。あまり混ぜてはいけないと思いすぎると、粉っぽく仕上がってしまいます。でも、混ぜすぎると粘りが出て口当たりが悪くなるため、粉のダマがなくなる程度を意識しましょう。そして、きれいな焼き目をつけるなら、油はほとんど引かないこと、テフロンのフライパンを使うことがポイントです。油を使うと、表面がボコボコした仕上がりになります。
また、卵白でメレンゲを作って加えると、ふわふわの食感になるのでお勧めです。牛乳の代わりにヨーグルトを使うのも、もちもち&ふわふわとした仕上がりになっておいしいですよ」
Q.ホットケーキやパンケーキを食べる時、栄養面で気を付けることはありますか?
浜本さん「ホットケーキから炭水化物と乳性のタンパク質がとれているので、野菜や果物、植物性タンパク質を足せるとよいですね。ケーキに果物を添え、ミックスビーンズを入れたサラダや蒸し野菜をあわせると、栄養バランスがよくなります。野菜は、旬に合わせた緑黄色野菜がお勧めです。蒸し野菜ならブロッコリーやカボチャ、サラダならミニトマトが添えられていると、栄養も彩りもよくなりますよ」
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ホットケーキとパンケーキは、材料でみると“同じもの”という結果でした。作り方や栄養面でのアドバイスを参考に、おいしいおやつを健康的に楽しみたいですね。
(オトナンサー編集部)
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