オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

  • HOME
  • ライフ
  • 良い文章は自分に対する「自信」から生まれる!

良い文章は自分に対する「自信」から生まれる!

新著「即効!成果が上がる文章の技術」を上梓した筆者が、文章を効果的に伝えるためのポイントを解説します。

文章を効果的に伝えるには?
文章を効果的に伝えるには?

 人工知能(AI)の進化によって、あらゆることが便利になる半面、多くの仕事の代替が進むと予想されています。しかし、本質的な人間の関わりの部分がなくなることは考えられません。その一つが「文章」ではないかと考えています。地球上に人が存在する以上、そこには、文章による伝達が必要とされるからです。

 筆者にとって11冊目の書籍「即効!成果が上がる文章の技術」(明日香出版社)が刊行されました。今回は、文章を効果的に伝えるためのポイントについて解説します。

自信を持つことで読者に伝わりやすくなる

 筆者は、自分の書く文章には自信を持つようにしています。これは、文法的・文章的に素晴らしいというのではなく、根拠がなかったとしても自信を持つように振る舞うということです。他のケースに置き換えるとわかりやすいと思います。恋愛で相手を口説く時に、自分の価値を下げてアプローチをする人はいないと思います。

「私はあなたのことを誰よりも愛しています。幸せにする自信があります!」

 もし、根拠がなかったとしても、精いっぱいの虚勢を張って相手と向かい合うはずです。それが言えなければ、目的を達成することができないからです。好意を抱いている女性は25歳のOLで、あなたは40歳後半の中年男性だとします。ライバルは大手商社に勤務する30歳のイケメン男性。K大出身のエリートでスポーツマンタイプ。社内では最年少チームリーダーとして将来を期待される人物です。

 見た目では勝負になりません。それよりも、40歳後半の男性そのものを真摯に押し出せばいいのです。格好をつける必要はありません。

「私はあなたと20歳以上も離れています。見た目も決して格好良くはありません。最近は髪も薄くなってきました。これまでの私とあなたの人生はまったく違うものでした。でも、この広い地球で僕たちが出会ったことは偶然ではないと思います」

 自信を持つということは、普段見せられない自分をさらけ出すことです。ありのままを魅力的に書けばいいのです。この文章を相手が読んだら、どう思うでしょうか。可能性は少し高まると思いませんか。

 文章を書く際に慎重になりすぎて、あれこれと気を揉むよりも腹をくくってください。全員にウケる文章はありません。100人が読んで99人に嫌われても構わない勇気を持ちましょう。ところが、文章は、自分の本音を映し出す鏡のようなもの。自分の意識が自然に出てしまいます。自信がない時にはそのように見えてしまうものです。

 その場合は、徹底的に情報を深堀りすることです。深く知ることで情報を俯瞰(ふかん)し、自分の主張が明確になるからです。情報量は自信に強い影響を与えることを覚えておくとよいでしょう。情報量は自信を与え、自信のある文章は読者を動かします。

1 2

尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書はビジネス書を中心に11冊。2018年1月「あなたの文章が劇的に変わる5つの方法」(三笠書房)は即重版、同10月「即効! 成果が上がる 文章の技術」(明日香出版社)は発売1週間で重版。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

筆者への連絡先
FB:https://fb.com/bito1212
TL:@k_bito

コメント