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最初の100文字で決まる! 時代を経ても変わらない「文章」の要点とは

新著「即効!成果が上がる文章の技術」を上梓した筆者が、文章を読んでもらうための要点を解説します。

コラムニストが教える文章の要点とは?
コラムニストが教える文章の要点とは?

 昨年くらいから、人工知能(AI)が話題になることが増えました。AIの発展で、人間がやる必要のない作業については代替が進むことが予想されています。しかし、人間の関わりの本質的な部分がなくなることは考えにくいでしょう。

 筆者にとって11冊目の書籍「即効!成果が上がる文章の技術」(明日香出版社)が刊行されました。今回は、文章を読んでもらうための要点について解説します。

導入で「何だこれは!」と思わせる

 文章には、「知ってもらう」「理解を深める」「説得する」「記録として残す」など、さまざまな機能があります。インパクトをもって効果的に伝えるために大切になるのが、「フック」です。読者の気持ちをつかむには、導入部分にフックとなる「何だこれは!」と思わせるような印象的な話題を用意しないと、次の文章に誘導できません。

 特に最初の100文字は重要です。この3行でフックが掛からないと読んではもらえません。フックで読者の心をつかみ、心を刺激することが重要なのです。私はさまざまなサイトで記事を執筆していますが、その際には、フックが掛かることを意識します。

 ただし、フックが大事といっても、そればかりに意識が向くと過剰な書き方になったり、内容が伴わない文章になったりしてしまうので注意しなければなりません。また、フックを掛ける際には、全体のストーリーと最後にメッセージを用意しておくことも必要です。最後にメッセージを用意することで主張がはっきりするからです。

 日常的な仕事でも、フックを意識していると役立ちます。たとえば、企画書、プレゼン、セミナー資料も同じことです。さまざまな商品やサービスがあふれている時代、相手に「なるほど!」と思わせるメリットを感じてもらうポイント、つまり、フックがないと、一本調子で話を聞いてもらうこともできません。

 フックがあることで、相手は「そういうことだったのか!」と納得するからです。そのためには、フックが掛かった後、読者に期待することを明文化することも必要になります。まずは相手がどう捉えるか。誰に向けて、何を、何の目的で、どう伝えるか。きっちり整理してみましょう。

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書はビジネス書を中心に11冊。2018年1月「あなたの文章が劇的に変わる5つの方法」(三笠書房)は即重版、同10月「即効! 成果が上がる 文章の技術」(明日香出版社)は発売1週間で重版。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

筆者への連絡先
FB:https://fb.com/bito1212
TL:@k_bito

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