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良い文章は自分に対する「自信」から生まれる!

断定して言い切ることで伝わりやすくなる

 文章を書く際には、自信のある振る舞いをしたいものです。そのためには、「断定して言い切る」ことが大切です。文章を書く時には多くの人の共感を得たいと思うものですが、「断定して言い切る」際は、読者に迎合する気持ちを排除しなければいけません。反発も増えますが、味方も増えて読者にも刺さりやすくなるものです。

 次の文を読んでください。

(1)成果を上げるなら、この書籍はいいかも知れません。
(2)成果を上げるなら、この書籍を読むべきである。

(1)の「この書籍はいいかも知れません」より、(2)の「この書籍を読むべきである」の方が読もうという気持ちにならないでしょうか。ところが、多くの人は「断定して言い切る」ことができません。批判を浴びるのが「怖い」からです。

(1)御社の経営課題は精査し、提案内容も熟慮した上で決めていく予定です。 
(2)御社の経営課題は、この提案で解決できます。ぜひ、やらせてください。 

 あなたが実務担当者なら、どちらの提案に好印象を持ちますか。(1)の提案であれば「結局は今の時点で何もしていないんだ」と思いませんか。自分の意思を持たない書き方は文章を読みにくくします。さらに、抽象的で何を言っているかわからないので不快感を与えます。断定する方が伝わりやすいことがわかると思います。

 文章では、伝えたいメッセージを主張しなければ意味がありません。主張がない限り、読者にとって得られるメリットもないので、伝わることもないのです。

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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