ケーキ屋のアルバイト体験描く漫画 客の“指差し注文”が困り物で…「分かる」と共感の嵐
ケーキ屋でのアルバイト経験を描いた漫画が話題に。販売員として応対する際、客が指差しでケーキを注文することに困ったという主人公は…。

ケーキ屋でのアルバイト経験を描いた漫画「ケーキ屋で働いてた話」がSNS上で話題となっています。販売員として応対する際、客が指差しでケーキを注文することに困ったという主人公。混雑時はケーキを直接、客に見せて確認していましたが…という内容で「私も指で注文していた」「分かる」「言いにくい名前のケーキが多い」などの声が上がっています。漫画の作者に聞きました。
ケーキ屋で一度働いてみたかった
この漫画を描いたのは、まつおるか(ペンネーム)さんです。漫画家として、シャチをモデルにしたイラストや漫画、グッズの制作を行っています。
Q.漫画を描き始めたのはいつ頃からですか。
まつおるかさん「中学生の頃から描き始めました。当時から漫画家になりたいと思っていて、ひたすら練習をしたいのと人に見せたい一心で描いていました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
まつおるかさん「以前からエッセイ漫画を描いていたのですが、ふとアルバイト時代のことを思い出したので描きました。ちなみに、小さい頃はパティシエになるのが夢でした。成長してからもケーキ屋で一度働いてみたい気持ちがあり、アルバイトを始めました」
Q.当時アルバイトをされていたケーキ屋には、何種類くらいの商品が並んでいましたか。
まつおるかさん「季節や繁忙期で大きく変わるので明確には言えませんが、漫画に描いた通り、ショーケースにはケーキ以外にシュークリームやプリンも並んでいました」
Q.ケーキを「これ(指差し)」で注文する人は、1日何人くらいいましたか。
まつおるかさん「指差しで注文される方が半数以上でした。ただ、特に難しい名前や英字の商品はなかったです。いちごのショートケーキやモンブランなど、ポピュラーな名前の商品が多かったです」
Q.プレートに入れるメッセージの注文で印象に残っていることは。
まつおるかさん「5~6人の名前とそれぞれ違うメッセージを入れてほしいという方はいました。メッセージが入りきらないため、パティシエが『2枚に分けたいのですが、その分、上に乗るフルーツなどが減りますがよろしいでしょうか』と聞いていました。快諾してもらえたので、細かく文字が書かれたプレートが2枚の面白いケーキが完成しました」
Q.読者からどのような意見が寄せられていますか。
まつおるかさん「ケーキ屋で働いたことがある方からは、同意の意見をたくさん頂いています。『知らなかった』『今度から気をつけます』といった意見も多いです。
逆に、『しゃがんでケーキを取っている時も聞こえないので、注文されても分からない』『名前が言いづらいのも分かる。ケーキを覚えているので、だいたいの特徴などを言ってほしい』と、漫画に描けなかったことを言ってくださる方もいました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
まつおるかさん「自画像を兼ねたシャチを描きたいと考えています。イルカと間違われることが多いシャチをメジャーな生き物にするため、漫画やグッズを制作したいです」
(報道チーム)
私もケーキ屋さんで働いてたから気持ちわかるわーーー。
「イチゴのケーキ」って注文するお客さんが多いんですけど、ショートケーキなのかイチゴのタルトなのかイチゴのシフォンケーキなのか、分からんのですよ…。
ケーキの名称を正確に伝えてくれるとありがたい…。
お店側の苦労も分かりますけども、名前の付け方なんとかなりません……?
「ふわふわクリームの苺と季節のフルーツのシャルロッテ」とか、正直読むの恥ずかしいとか読みづらいとか結構あるので……。がんばって読んだら「フルーツシャルロッテですね」と簡略化されたときも割と恥ずかしい。
個人店だったから、ショーケースの前(お客様の横)まで出て確認にしたなぁ
お客様からしたらショーケースの裏側から見えるかどうかなんてわからないだろうし
文字が小さかったりカタカナだったりすると読むの諦めちゃう人多かったから
番号つけろ。
商品名読みたくない。
ケーキ屋で働いてました。
めっちゃわかります。
お客さん側の気持ちも、店員の気持ちも。笑
とくに男性や年配の方には、あのカタカナの長ったらしい商品名が苦手らしく、「このイチゴのピンクのやつ」とか「ショコラなんたか」とか言われましたが、プライドを傷つけないためにも、「イチゴの、ピンク、こちらですね!」と、あえてそのまま承ってました。
懐かしいなぁー、
ショーケースを眺めるワクワクキラキラした顔を見ると、ほんとこの仕事で良かったと何度も思いました。。