初代PS、スーパーマリオ、ゼルダの伝説…昔懐かしいゲーム機&人気ソフトが続々復活!
初代「プレイステーション」の復刻版が12月3日に発売されるなど、昔懐かしいゲーム機やソフトを復刻する動きが相次いでいます。

千葉・幕張メッセでゲームの大イベント「東京ゲームショウ2018」が開催中(9月20~23日)ですが、開幕直前の9月19日に、ゲームファンを驚かせるニュースがありました。家庭用ゲーム機「プレイステーション」シリーズの企画・開発・販売を手掛けるソニー・インタラクティブエンタテインメント(東京都港区)が、初代「プレイステーション」の復刻版を12月に発売すると発表したのです。
昔懐かしいゲーム機やソフトを復刻する動きは、他社でも相次いでいます。
新旧のファンに訴求
12月3日に発売されるのは「プレイステーション クラシック」です。1994年12月3日に発売した「プレイステーション」のデザインを維持しつつ、本体は縦横ともに約45%、体積で約80%小さくし、手のひらサイズに収めました。希望小売価格は9980円(税抜き)で、日本、北米、欧州で数量限定で販売します。
本体には「鉄拳3」「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」「ワイルドアームズ」など、当時の人気ソフト20本を内蔵。なお、ダウンロードなどで新たにソフトを追加することはできず、データの保存に使用する「メモリーカード」など「プレイステーション」の周辺機器も使用できません。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの広報担当者に話を聞きました。
Q.なぜ今年、「プレイステーション クラシック」を発売するのですか。
担当者「『プレイステーション』を発売してから今年で25年目を迎えるためです。ちょうど25年目を迎える12月3日を発売日としました。
当時、熱中して『プレイステーション』で遊んでいただいたファンや、今も遊び続けていただいているファンの皆さま、そして、新たに『プレイステーション』に触れていただくお客さまにもお楽しみいただける商品として発売します」
Q.予約の受け付けは行っていますか。数量限定とのことですが、販売台数は。
担当者「月額サービス『PlayStation Plus(プレイステーション+)』の加入者を対象に、ソニーストアのサイトで抽選先行予約を開始しました。数量については、全世界、および地域個別の出荷台数は開示しておりません」
Q.今後、「プレイステーション 2」など、他の機種の復刻版を発売する計画はありますか。
担当者「今後のハードウェア戦略については、コメントを差し控えます」
Q.2011年に発売した携帯型ゲーム機「PS Vita(プレイステーション ヴィータ)」の製造・出荷を終了するという報道もありますが。
担当者「日本では2019年まで出荷を継続する見込みです」
Q.「PS Vita」の後継機種を発売する予定はありますか。
担当者「『プレイステーション 4』を中心としたエコシステムをビジネスの軸としており、現時点で新しい携帯型ゲーム機を発表する予定はございません」
今回、東京ゲームショウに初めて出展した任天堂(京都市南区)は、1983年に発売した「ファミリーコンピュータ」の復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を2016年11月に発売しました。発売後、全国各地で品切れする店が続出し、インターネット上での高額転売も話題になりました。
さらに、2018年9月19日に開始した「ニンテンドースイッチ」向けの月額制有料サービスでは、「スーパーマリオブラザーズ」「ゼルダの伝説」など「ファミリーコンピュータ」の人気ソフト20本を配信。子どもの頃、「ファミコン」に熱中した世代にもアピールしています。
セガゲームス(東京都品川区)も年内に「メガドライブ」の復刻版を発売する予定でしたが、事前公表による反響の大きさを受け、2019年に発売を延期すると発表しています。
復刻版の発売や、かつての人気ソフトの提供が続くことで、昔慣れ親しんだゲーム機やソフトを親子で楽しむ光景も見られるようになるかもしれません。
(報道チーム)
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