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「夏目三久アナ妊娠」が誤報でもマスコミは責任を問われない? スクープ記事と名誉毀損の関係とは

「公益目的」などを満たせば責任は問われない

 ただし名誉毀損行為であっても、以下のすべてが満たされる場合はその責任を問われません。

・公共の利害に関する事実であるとき
・もっぱら公益目的を図るものであるとき
・真実性の証明があったとき

 藤原さんによると、今回のケースでは「公共の利害」「公益目的」の2つは満たされる可能性があるそう。3番目の「真実性」についても、「仮に誤報であったとしても、報道がなされた時点で熱愛と妊娠を真実と信じたことについて『相当の理由』がある場合には満たされる」といいます。

 藤原さんはこの「相当の理由」について、「取材の結果によって決まることが多いようです」と指摘します。

 つまり、スポーツ紙の報道が「公共の利害に関する事実」で、「公益目的を図るもの」であり、なおかつ「相当の理由」に基づくものであれば、名誉毀損の責任はないと言えることになるようです。

(オトナンサー編集部)

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藤原家康(ふじわら・いえやす)

弁護士

東京大学法学部第一類卒業。2001年10月弁護士登録(第二東京弁護士会)。一般民事事件・刑事事件・家事事件・行政事件・破産事件・企業法務などに携わる。日本弁護士連合会憲法委員会事務局次長、第二東京弁護士会人権擁護委員会副委員長などを歴任。中学校・高校教諭免許(英語)も保有する。TBS「ひるおび!」「クイズ!新明解国語辞典」「夫婦問題バラエティ!ラブネプ」、フジテレビ「お台場政経塾」などメディア出演多数。

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