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応急手当てしてくれた人へ! 救急隊員が手渡す「感謝カード」が話題に、東京消防庁に聞く

東京消防庁が、救急隊の到着前に応急手当てを行った一般人に、感謝の気持ちを込めて渡す「カード」が話題になっています。

東京消防庁の「感謝カード」=Asamin(@Takuma_ohio)さん提供
東京消防庁の「感謝カード」=Asamin(@Takuma_ohio)さん提供

 外出先などでけが人や具合の悪くなった人を見かけた時、救急隊が到着するまでの間に応急手当てをした経験のある人も少なくないと思いますが、東京消防庁が、応急手当てを行った一般人に感謝の気持ちを込めたカードを渡しており、SNS上で「どんなレアカードよりも価値がある」「感謝状より大げさじゃないのもいい」と話題になっています。どのようなカードなのか、東京消防庁に聞きました。

 カードの名称は「感謝カード」で、救急隊が到着する前に傷病者に応急手当てを施した一般人に対し、その勇気ある行動に謝意を示す目的で、救急隊員がその場で渡します。一般的な名刺とほぼ同じ大きさで、同庁のロゴマークの上に「応急手当を行っていただきありがとうございました 勇気ある行動に心から感謝申し上げます 東京消防庁」と日本語と英語で書かれています。

 カードができた理由や内容について、同庁救急部救急指導課の担当者に聞きました。

Q.「感謝カード」ができた理由は。

担当者「救急隊は現場に到着次第、傷病者の救急処置に専念します。そのため、応急手当てをしていただいた人に、きちんとお礼を言うのが困難な場合も多くなります。そこで、救急処置の行動に感謝の意を表す一つの方法として『感謝カード』を渡すことを始めました」

Q.いつから渡しているのですか。

担当者「2005年1月から配布しています」

Q.カードを渡すのは、どのような立場で応急手当てを行った人ですか。

担当者「応急手当てを行った人はもちろん、119番通報するなど救急業務に協力していただいた人も対象です。ただし、傷病者の親族は除きます」

Q.年間で何枚くらい渡していますか。

担当者「救急隊の到着前に応急手当てをしてくださる人の数は増えています。しかし、カードをお渡しした枚数については統計を取っていません」

Q.カードには、感謝の文言以外にも何か書かれているのでしょうか。

担当者「傷病者の血液や吐物に触れてしまった場合の手洗い方法や、カードを渡した救急隊が所属する消防署の連絡先などを裏面に記載しています」

Q.応急手当てを行った人に対するサポートもあるのですか。

担当者「応急手当てを行った人に心配事がある場合、『感謝カード』の裏面にある連絡先で相談を受け付けています。ただ、精神的なサポートについての補償制度はありません」

Q.どのような応急手当てが多いですか。

担当者「最も多いのは呼吸・脈拍などの観察で、次に胸骨圧迫(心臓マッサージ)となっています」

Q.今年の夏は熱中症やその疑いで搬送される人が多いです。どのような応急手当てを行い、救急隊の到着を待てばよいですか。

担当者「風通しの良い日陰や、冷房の効いた場所へ移動させ、傷病者が楽なように衣服を緩めます。冷やしたタオルなどを脇の下や大腿部の付け根に置いて冷やすことも有効です」

(報道チーム)