葬儀で“故人”が最期のあいさつ 「生前ビデオ」がつなぐ、「人生の終わりの自覚」と生きがい
「死を意識すると、生き方が変わる」という調査

2014年なので少し古くなりますが、私が高齢者207人に対して行ったアンケート「死に対する考え方、感じ方に関する調査」の結果の一部をご紹介します。
「自分の死を、しっかり意識していますか?」という質問に対して、「そうだ」「ややそうだ」と回答した人の割合は61%で、男女に差はほとんど見られませんでした。死を意識している人とそうでない人はおおむね、6:4であることが分かります。
次に、自分の日頃の暮らし方や考え方を、10項目について「そうだ」「ややそうだ」「ややそうでない」「そうでない」の4つから選んでいただき、その結果を「死を意識している人」「そうでない人」に分けたのが、この表です。
これを見ると、死を意識している人の方が社会参加への意欲が高く、前向きな思考を持っていることが分かります。先述した「死を想像する」ことが生きがいを生み、前向きに生きるきっかけになるということが分かっていただけるでしょう。
子守さんは、こう言っています。
「『死』を忌み嫌うのではなく、『死』と向き合う。そして、やがてやってくる自分のお葬式や偲ぶ会では自分の言葉で、自分で最期のあいさつをする。これを文化にしたいと思っています」
(NPO法人・老いの工学研究所 理事長 川口雅裕)



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