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【栄養】縁起がいいだけじゃない!? 「おせち料理」実は栄養も豊富って本当? 管理栄養士に聞いてみた

おせちの「太りにくい」食べ方は?

Q.おせちの定番料理を食べる際の、栄養面における注意点はありますか。

岸さん「おせち料理は、保存性を高めるために、砂糖やみりんをたっぷり使用して作る上、塩分も多くなっています。使う素材そのものは栄養価が高く、太る原因ではないのですが、濃いめの味付けによって高カロリーかつ塩分が多くなっているのです。

中でもカロリーが高く、注意が必要なのは栗きんとん、黒豆、だて巻きです。栗きんとんは、砂糖とみりんを使用したサツマイモのペーストに、栗の甘露煮を混ぜ合わせたものです。おせちの黒豆は味付けが濃くなっているものが多く、黒豆とほぼ同量の砂糖が使われています。また、だて巻きは魚のすり身、はんぺんなどと卵からできており、カステラに近い量の卵と砂糖が使われています。これらに共通しているのは、『材料+砂糖の使用』によって糖質が多いため、カロリーが高くなっているということです。

なるべく太りにくくするための食べ方としては、『食物繊維の多いもの→タンパク質源→糖質の多いもの』の順で食べることです。最初にたたきゴボウや紅白なます、煮しめなどの野菜類から食べ、次に焼き物や数の子、かまぼこなどを食べてから、スイーツやデザートのような感覚で栗きんとん、だて巻きを食べるのがよいでしょう。

かまぼこや数の子、田作りは塩分が多く、むくみの原因にもなりますし、酢の物はおせちの中では比較的カロリーや糖質、塩分が控えめとはいっても、濃いめに味付けされていることが一般的です。お重から直接取るのではなく、あらかじめ小皿に1人前ずつ取り分ける形にすると、食べ過ぎを防ぐことができるかもしれません。正月太りに悩んでしまう人は、参考にしてみてください。

とはいっても、おせちは日本のお正月の風物詩です。年に一度の特別なイベントでもあり、おせちが好きな人もいらっしゃると思うので、カロリーや食べ方にこだわり過ぎず、食を楽しむことも時には大切です」

(オトナンサー編集部)

【要注意】うそでしょ…? 実はカロリーが高い「おせち」の定番料理3選

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岸百合恵(きし・ゆりえ)

プロボクサー、管理栄養士、日本糖尿病療養指導士

病院食の管理・調理業務や企業での特定保健指導を経て、生活習慣病診療を専門とするクリニックにおいて5年間、栄養指導を実施。アスリートとしても夢を追い掛け、2017年に日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストに挑戦し、一発合格。「闘う管理栄養士」として、チャンピオンを目指して日々トレーニングに励みながら、ボディーメークや健康管理の指導を行う。現在は、スポーツ・睡眠歯科分野の診療を行う歯科医院で、アスリートへの食事指導や、一般患者へのダイエット、フレイル・サルコペニア予防の指導を行う他、内科クリニックで生活習慣病患者に対する食事指導を行っている。

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