“美肌クリーム”でかぶれ 個人輸入の化粧品&医薬品で健康被害 国民生活センターが注意喚起
個人輸入した化粧品や医薬品を使用後、健康被害が出たケースがあるとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
通販サイトを通じて海外から購入した化粧品や医薬品を使用後、健康被害が生じたケースがあるとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
海外から直送される商品の購入は「個人輸入」に該当
国民生活センターによると6月、20代の女性患者が通販サイトで購入した美肌クリームを皮膚の色素沈着のある部位に使用したところ、かぶれて色素沈着がより強くなったという情報が医師から寄せられました。当該品には国内では医師の処方が必要な医薬品成分が含まれていたほか、同センターが調査したところ、当該品は、主に医薬品の個人輸入サイトで購入可能だったということです。
国民生活センターは、ネット通販で化粧品や医薬品などを購入後、海外から商品が直送されてくるケースのほか、個人輸入代行業者を利用して購入したケースや海外の旅行先で購入して持ち帰るケースは、個人輸入に該当すると説明。
個人輸入した化粧品や医薬品などの中には、品質や有効性、安全性について、国内の法的規制を受けず、国内での基準から外れるものがあり、使用により、健康被害が生じる危険性があるとして、注意を呼び掛けています。また、商品の表示や説明文が日本語で書かれていないケースがあり、使用方法や注意表示などの内容を正しく理解しないまま購入したり、使用したりしてしまう可能性があると指摘しています。
そこで、化粧品や医薬品を個人輸入する場合は、販売サイトの記載内容をよく確認した上で購入を判断するとともに、商品の表示などを十分に理解してから使用するよう呼び掛けています。また、個人輸入した化粧品や医薬品の使用により体調に異変が生じた場合は、速やかに医療機関を受診するよう、アドバイスしています。
(オトナンサー編集部)
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