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IoT×自転車! 青森発ベンチャーの「GPS付ガイドナビ」が注目されるワケ

青森のとあるベンチャー企業が開発した「サイクル・ツーリズム」向けのシステムが、県外でも導入されるなど話題を集めています。その背景には、昨今耳にすることが多くなった「IoT」、そして、東京五輪を控える日本の交通インフラの“近未来の姿”がありました。

 自転車に乗って、その土地の自然や景色などの観光資源を楽しむ「サイクル・ツーリズム」。広島県尾道市と愛媛県今治市を6本の橋で結ぶ全長約80キロの「瀬戸内海横断自転車道」(しまなみ海道)サイクリングをはじめ、北海道や千葉、奈良など全国各地でこのサイクル・ツーリズムを推進する団体が設立され、これを地域活性化につなげようという動きが広がっています。

 青森県では2014年、地元の自転車・観光団体などが中心となって、「青森県サイクル・ツーリズム推進協議会」が設立され、モデルコース策定や受け入れ環境整備のほか、毎年、「津軽半島センチュリーラン」などのイベントを開催。サイクリングを観光客誘致につなげるためのさまざまな取り組みを展開しています。

 その青森県サイクル・ツーリズム推進協議会の設立メンバーで、地元・青森市のベンチャー「フォルテ」が開発した、GPSを使った音声ガイドナビシステム「ナビチャリ」が全国的に話題になっています。

位置に応じた道案内や名所案内

 ナビチャリは、自転車に装着した端末でその人の位置情報を取得し、位置情報と連動した道案内や観光名所案内・解説が、「骨伝導イヤホン」(耳穴をふさがないイヤホン)を通して送信されるシステム。観光スポットやお店への誘客・送客などを通じた、地域活性化効果が期待されています。

青森のベンチャーが開発した「ナビチャリ」の端末。位置情報と連動した観光名所案内などが送られる:フォルテ提供

 地域観光情報ポータルサイトや地域情報配信システムなどを運営していた同社が、ナビチャリを開発したのは2010年。その後、青森県内を中心に導入が進み、現在は、佐賀県、大分県、神奈川県小田原市など県外にも利用の輪が広がっています。

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