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アサヒ飲料の“透明ラテ”にSNS騒然 「程良い甘さ」「見た目も重要」と賛否両論、なぜ企画?

アサヒ飲料が発売した「透明ラテ」について、SNS上で賛否両論が飛び交うなど話題となっています。

「アサヒ クリアラテfromおいしい水」(アサヒグループホールディングス提供)
「アサヒ クリアラテfromおいしい水」(アサヒグループホールディングス提供)

 透明のノンアルコールビールやレモンティーなど、味付きの透明飲料がブームとなる中、アサヒ飲料(東京都墨田区)が発売した“ある商品”がSNS上で話題となっています。それは「透明ラテ」。SNS上では「程良い甘さでおいしい」「すっきりしていて朝にぴったり」と評価する意見がある一方、「カフェラテを飲み尽くした後に残った氷が溶けたもの」「味覚には見た目も重要」と厳しい意見も見られます。企画した経緯について、親会社であるアサヒグループホールディングスの広報担当者に聞きました。

1年半で170回以上試作

 5月8日に発売した「アサヒ クリアラテfromおいしい水」は、カフェラテの味を再現した飲み物です。天然水に、コーヒー豆から抽出したエキスと乳清ミネラルを配合。独自製法でラテの持ち味であるコクと、のどの渇きを潤すことを両立させたそうです。希望小売価格は124円(税抜き)です。

Q.なぜ透明なラテを発売したのでしょうか。

担当者「カフェラテが透明になることでお客さまに驚いていただきたかったことと、商品のコンセプトとして“余分なもの”を取り除いた結果、透明な飲料になりました。フレーバーウオーター市場は、味の濃さ(甘さ)やカロリーの高さなどを気にしている消費者を獲得することで伸長していますが、『まだまだ甘い』『高カロリー』などの意見もあるようです。この商品は、これまで対応しきれていなかったニーズに応える商品として、独自のポジションの確立を目指しています」

Q.透明なラテは技術的に難しいと思いますが、開発期間は。

担当者「1年半ほどかかりました。その間、170回以上の試作を重ねました」

Q.容量は600ミリリットルと他の飲料に比べて多いようですが、理由は。

担当者「水のようにゴクゴク飲める味わいなので、容量を多くしました」

Q.主なターゲット層は。

担当者「オフィスで働く30~40代の男女です」

Q.発売後の状況や、今後の販売目標は。

担当者「好調に推移しており、手応えを感じています。年内の販売目標は3600万本です」

Q.どのような意見が寄せられていますか。

担当者「『透明なのにコーヒーの味がして新鮮』『コーヒーが好きだが、さっぱりしていておいしい』『低カロリーだし脂肪分もないのがうれしい』などのご意見を頂いています」

Q.商品のPRに米倉涼子さんと渡辺直美さんを起用していますね。

担当者「テレビCMとウェブ動画をそれぞれ配信しています。テレビCMは消費者に対する商品理解を目的としていますが、ウェブ動画は事前の認知拡大を目的としています。それぞれの目的に合ったタレントさんを起用しました」

(報道チーム)

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