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年利122%もあり得る? 「節電」を“投資”として考えてみた

冷蔵庫やエアコンでも

 ここで行った計算は、はなはだ大ざっぱではありますが、電気代が高くなるほど、照明の使用時間が長いほど、電気代削減の効果は大きくなります。しかも、小まめに電気を消すとか、点灯時間を短くするといった「節約の努力」をする必要がありません(もちろん、努力をすればさらに効果的です)。金額は微々たるものかもしれませんが、数ある投資の中で、これほど確実で高利回りの投資は他にないかもしれません。

 照明のLEDへの交換は、かなり割のいい投資ですが、冷蔵庫やエアコンなど比較的消費電力の大きい家電も、ここ10年~20年程度で消費電力が大幅に少なくなっています。だから、もしあなたが古い冷蔵庫やエアコンなどを使い続けているようなら、この機会に交換を考えるとよいかもしれません。

 冷蔵庫やエアコンなどは、今使っているものの年代によって、かなり投資効率が変わってきますが、計算の考え方は先ほどと同じです。読者の皆さんもぜひ、いろいろな電気製品の買い替えによって、どのくらい得をするのか計算してみてください。

 筆者がいくつかのパターンで計算してみた結果では、冷蔵庫やエアコンなどは値段が高いので、残念ながら10年で購入額を回収するのは難しいようです。しかし、条件次第では、購入額の半額程度は回収できる場合があります。また、これらの家電は消費電力が大きいので、真冬に心配されている電力逼迫の緩和や、発電時の二酸化炭素削減には大きく貢献できそうです。月々の電気代もLED照明に比べて大きく下がります。その上、新品の冷蔵庫やエアコンが手に入るのですから、検討する価値は十分にあると思います。

 数百円から始められて、いいことずくめの「節電投資」、まだの人はぜひやってみてください。

(近畿大学生物理工学部准教授 島崎敢)

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島崎敢(しまざき・かん)

近畿大学生物理工学部准教授

1976年、東京都練馬区生まれ。静岡県立大学卒業後、大型トラックのドライバーなどで学費をため、早稲田大学大学院に進学し学位を取得。同大助手、助教、国立研究開発法人防災科学技術研究所特別研究員、名古屋大学未来社会創造機構特任准教授を経て、2022年4月から、近畿大学生物理工学部人間環境デザイン学科で准教授を務める。日本交通心理学会が認定する主幹総合交通心理士の他、全ての一種免許と大型二種免許、クレーンや重機など多くの資格を持つ。心理学による事故防止や災害リスク軽減を目指す研究者で、3人の娘の父親。趣味は料理と娘のヘアアレンジ。著書に「心配学〜本当の確率となぜずれる〜」(光文社)などがあり、「アベマプライム」「首都圏情報ネタドリ!」「TVタックル」などメディア出演も多数。博士(人間科学)。

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