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3人に1人が「退職」選ぶ…「燃え尽き症候群」経験医師アンケート

医療人材総合サービスなどを展開するエムステージが実施した「医師の燃え尽き症候群についてのアンケート」では、「燃え尽き症候群」と思われる状態になった時、どのように行動したかも聞きました。

3人に1人が「退職」
3人に1人が「退職」

 医療人材総合サービスなどを展開するエムステージ(東京都品川区)が実施した「医師の燃え尽き症候群(バーンアウト)についてのアンケート」では、「燃え尽き症候群」と思われる状態になった時、どのように行動したかも聞きました。その結果、「退職し、別の勤務先へ転職した」人が88人で、燃え尽き症候群経験者の中では、3人に1人が退職を選んだことが分かりました。

最多は「何もせずそのまま勤務」

 調査は8月2日~8日、同社が運営する医師転職求人サイト「Dr.転職なび」と医師アルバイト求人サイト「Dr.アルなび」に登録する会員医師を対象に行い、584人から有効回答を得ました。

 医師として働き始めてから、「燃え尽き症候群」と思われる状態になったことがあるかについて質問したところ、「ない」が341人(58%)、「ある」が243人(42%)となり、「ある」と答えた243人に、「燃え尽き症候群になった時、どのように行動しましたか」と聞きました。

 その結果、「何も対応せず、そのまま勤務を続けた/続けている」が102人で最多でしたが、次に多かったのが「退職し、別の勤務先へ転職した」(88人)。「休職し、復帰した/現在休職している」人が26人となりました。

 同社は「命と向き合う医療従事者は燃え尽き症候群になりやすい職業。医療機関においては、一般企業よりも高いレベルの産業保健活動が必要」とコメントしています。

(オトナンサー編集部)

【燃え尽き時の行動】「退職し、まだ復帰していない」は何人?

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