長寿番組が続々終了、なぜ「世にも奇妙な物語」は支持され続けるのか
今春から、ジャンルを問わず長寿番組が次々に終了したり、移動したりする中、いまだに放送され続けている「世にも奇妙な物語」。その理由を筆者が分析します。

6月26日夜、昨年11月以来7カ月ぶりに「世にも奇妙な物語 ’21夏の特別編」(フジテレビ系)が放送されます。今回は上白石萌歌さんの「デジャヴ」、加藤シゲアキさんの「三途の川アウトレットパーク」、ピース・又吉直樹さんの「成る」、吉瀬美智子さんの「あと15秒で死ぬ」の4作を放送。人気声優の梶裕貴さんが死神役で出演というトピックスもあり、放送前からネット上で話題を集めています。
「世にも奇妙な物語」は1990年4月のスタート以来、31年にわたって放送されている長寿番組。1990年春から1992年夏まで、木曜午後8時台にレギュラー放送された後、現在まで特番として、年2回程度のペースで放送され続けています。
今春に「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)、「とくダネ!」(フジテレビ系)、「スーパーサッカー」(TBS系)、「CDTVサタデー」(同)、「噂の!東京マガジン」(TBS系からBS-TBSへ移動)などが終了・移動し、今秋にも「アタック25」の終了が報じられるなど、ジャンルを問わず長寿番組に動きがある中、なぜ、「世にも奇妙な物語」は放送され続け、どこが評価されているのでしょうか。
希少かつ気軽なオムニバスドラマ
「世にも奇妙な物語」が他の長寿番組と決定的に異なるのは“年2回程度の特番”という放送形式。このペースを続けることによって、各作品のクオリティーを下げず、視聴者に飽きられることなく放送されてきました。
さらに、長寿番組化を支えているのは“オムニバスドラマ”というジャンルの希少性。連続ドラマではなく単発ドラマ、しかも、短時間の物語をテンポよく見せていく形式の特番はこの番組と「ほんとにあった怖い話」(フジテレビ系、年1回放送)くらいであり、めったに見られないことから固定ファンを生んできました。
以前から、「日本でオムニバスドラマはヒットしない」「オムニバスドラマは経費と労力がかかる」などの理由から極端に少なく、例えば、ゴールデン・プライム帯では2012年の「東野圭吾ミステリーズ」(フジテレビ系)、2014年の「おやじの背中」(TBS系)、「55歳からのハローライフ」(NHK)などが連ドラ化された程度にとどまっています。
また、「奇妙な物語を描く」というシンプルなコンセプトのため、作品の自由度が高いのも長寿番組化につながった理由の一つ。ストーリーを作る上での制約はほとんどなく、ホラー、SF、コメディー、ヒューマン、ラブストーリーなど変幻自在で「何が飛び出すか分からない」おもちゃ箱のような楽しさが支持されているようです。
その「短時間の映像をテンポよく見せる」「何が飛び出すかわからない楽しさ」の2点はネット動画に慣れた人々にもフィットしやすい要素だけに、若年層にも受け入れやすいドラマと言えるのではないでしょうか。
ドラマとドラマ以外の情報番組、バラエティと比較してどうすんの?
ってくらい頭の悪そうな記事ね
ドラマ以外はそりゃいつかは終わるだろうけど
ドラマは続けられるでしょ