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口下手にピッタリ、読み返して喜び…アラフォー世代「ラブレター」の記憶

恥ずかしいけど一度は渡してみたい

 ラブレター全盛ではない時代に青春期を過ごしたCさん(29歳、女性)は「ラブレターで告白は恥ずかしい」と話します。

「(ラブレターは)ロマンチック度が高い感じがするので、自分がするには恥ずかしい気がしてしまいます」(Cさん)

 男性から、何度か告白された経験のあるCさんですが、ラブレターをもらったことはないそうです。

「自分で書くのは恥ずかしいラブレターですが、一度はもらってみたかったです。高校のとき、友達の女子が『ラブレターを書く』と宣言したところ、部活のみんなで、ものすごく盛り上がりました。『ラブレター書いちゃうの? すごい!』と尊敬の念を集めていました。渡す相手は先輩で、彼女とはあまり接点がない人でした」

 冒頭で触れた調査によると、告白の成功率は、実はラブレターが最も低いらしいのですが、これには「面識のない相手でも使える告白の方法だから」という理由も関係しているかもしれません。

「彼女のラブレターでの告白は見事成功し、『付き合うことになった』と聞いたときには女子一同、喜びとうらやましさと照れくささで絶叫してしまいました。普通に告白して成功しても盛り上がったと思いますが、『やっぱりラブレターだから』というのもありました。ラブレターにあまりなじみがない分、“ラブレター幻想”みたいなものがあったのかもしれません」

 現代では、かなりアナログ的な貫禄があるラブレターですが、通信ツールの利便性に頼らない独特の味を備えています。気になる人への告白はどの方法であれ、等しく甘酸っぱくて尊いものですが、通信ツールが発達した現代だからこそ、ラブレターにまつわる告白のエピソードを聞くのは楽しく、新鮮に感じられました。皆さんなら、どのような方法で気になる人に告白しますか?

(フリーライター 武藤弘樹)

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武藤弘樹(むとう・こうき)

フリーライター

早稲田大学第一文学部卒。広告代理店社員、トラック運転手、築地市場内の魚介類卸売店勤務などさまざまな職歴を重ね、現在はライターとミュージシャンとして活動。1児の父で、溺愛しすぎている飼い猫とは、ほぼ共依存の関係にあるが本来は犬派。趣味はゲームと人間観察。

geetara610@gmail.com

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