意見なし、続く沈黙…AIがキーワード表示で発想支援&会議活性化 BIRDMANがツール開発
ミーティングにおける“沈黙”などの課題解決を支援するアイデア発想支援ツール「Inspiration Wall」が販売されます。
ミーティングなのに「企画が思いつかない」「沈黙が続いてしまう」「意見が出ない」。ミーティングにおけるこれらの課題を解決しようと、株式会社BIRDMANは11月、データアーティスト株式会社と共同開発したアイデア発想支援ツール「Inspiration Wall」を販売します。
「Inspiration Wall」はミーティング中の会話を人工知能(AI)が自動的に分析、関連する画像やキーワード、世の中のトレンドを踏まえたヒントを独自のアルゴリズムで導き出し、それらをスクリーン上にワードツリーとビジュアルで表示するアイデア発想支援ツール。
ミーティングを“活性化”させる機能も搭載し、会話が途切れると沈黙状態をAIが検知、それまでに発言されたワードをもとに自動でインスピレーションワードを生成したり、会話で盛り上がったワードを時系列に沿って可視化したりして、ミーティングの活性化を促してくれます。
ミーティング終了時には、全会話を記録するとともに、議事録の自動生成機能も搭載。会話の中で盛り上がったワードやビジュアルの整理もAIが自動的に行い、それらのデータは参加者のスマートフォンに表示されます。
将来的に教育や旅行に応用も
BIRDMAN代表取締役の築地ROY良さんは「ミーティングで各自がパソコンで検索するよりも、ブレストが盛り上がってほしいと思っていました。会話が自動的に流れれば検索する必要もないし、話も途切れず、会議そのものが有意義な時間になって面白いのではないかと考えました。活用すれば、思いがけないワードや画像との出会いがあるはずです」と話します。
「『Inspiration Wall』を使うことで、1人でのブレストが可能になるかもしれません。人との会話や接触が限られてしまう現在の状況を考えれば、そこに需要はあるとにらんでいます」とも。今後については「使い方もミーティングだけでなく、学校教育の場や旅行など、アイデア次第で広げていけると感じています」としています。
「Inspiration Wall」は10月26日より、渋谷駅直結・直上の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」で運用開始。11月に販売開始予定で、価格は月額2万5000円(税別、先着20社限定で月額1万8000円)。
■アイデア発想支援ツール「Inspiration Wall」公式サイト
(オトナンサー編集部)
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