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ペット可物件で「爬虫類」を飼うことはできるのか

家でペットを飼っている人も多いはずですが、犬や猫だけでなく、トカゲやヘビなどの「爬虫類」を好んで、飼育している人もいます。いわゆる「ペット可」物件において、爬虫類を飼うことは法的に問題ないのでしょうか。

ペットとして人気の「爬虫類」

 人が飼うペットの代表といえば、犬や猫を想像しますが、中にはトカゲやヘビ、カメなどの「爬虫(はちゅう)類」を好む人もいます。

 さて、それでは「ペット可」の物件において、契約書に「犬・猫に限る」といった規定がない限り、これらの爬虫類を自由に飼育しても問題ないのでしょうか。

 オトナンサー編集部では、弁護士の牧野和夫さんに聞きました。

「ペット」は犬や猫を指している

 牧野さんによると、まずは、物件の「賃貸借契約書」、もしくは賃貸借契約書で順守が要求されるマンションの「管理規約」において、「爬虫類を飼育してはならない」という規定があるかどうかを確認する必要があります。

 ただし、ペットの飼育を認める規定があり、なおかつ「爬虫類を飼育してはならない」という文言がなくても、「ペット」とは通常、犬や猫を想定しているため、爬虫類を飼育する場合、「万が一、逃げ出した際の近隣トラブルの可能性を考えて、問題ないかどうかを大家さんや管理会社に確認しましょう」(牧野さん)。

 一般に、飼育しても問題ない生き物かどうかは、近隣に迷惑をかける可能性が判断基準とのこと。小動物は黙認されることが多く、爬虫類でも、小さな水槽で飼育できる小さなカメなどは黙認されることが多いそうです。

「ただし、爬虫類は人に恐怖感を与えてしまう可能性があるため、必ず事前に管理会社や大家さんに確認を取っておきましょう」

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牧野和夫(まきの・かずお)

弁護士(日・米ミシガン州)・弁理士

1981年早稲田大学法学部卒、1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、1992年米ミシガン州弁護士登録、2006年弁護士・弁理士登録。いすゞ自動車課長・審議役、アップルコンピュータ法務部長、Business Software Alliance(BSA)日本代表事務局長、内閣司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員、国士舘大学法学部教授、尚美学園大学大学院客員教授、東京理科大学大学院客員教授を歴任し、現在に至る。専門は国際取引法、知的財産権、ライセンス契約、デジタルコンテンツ、インターネット法、企業法務、製造物責任、IT法務全般、個人情報保護法、法務・知財戦略、一般民事・刑事。