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シーズン到来! 「新茶」の魅力&おいしい飲み方とは

今年も「新茶」のシーズン到来ですね。この時期を心待ちにしていた人も多いはずです。そこで今回は、新茶の魅力や上手な飲み方について専門家と一緒に解説します。

「一番おいしい」とされる新茶

 静岡茶市場の初取引で1キロ108万円を記録したことが話題になるなど、今年も「新茶」のシーズンが到来しました。3月の低温の影響で初取引は遅れましたが、お茶の出来栄えは上々と報じられています。

 オトナンサー編集部では、新茶が持っている魅力やおいしい飲み方について、和文化研究家で日本礼法教授の齊木由香さんに聞きました。

さわやかさと、豊かな風味が特徴

「『夏も近づく八十八夜』の歌詞で知られる童謡『茶摘み』は、新茶の茶摘みをする情景を歌ったものです。新茶は、古くから無病息災を願う縁起の良いお茶として、日本の人々に親しまれてきました」(齊木さん)

 齊木さんによると、いわゆる新茶とは、4月下旬~5月中旬ごろに収穫されるお茶のこと。その年の初めに摘まれるため「一番茶」とも呼ばれます。地域によって収穫時期に違いがあり、鹿児島では3月ごろにスタート。有名な京都の宇治茶は収穫時期が短く、4月下旬~5月上旬に摘まれたお茶が新茶です。

 ちなみに新茶を含めて、お茶の収穫は年4回あり、新茶(一番茶)に続いて、二番茶、三番茶、四番茶(秋冬茶)となりますが、一番おいしいのは新茶だそうです。

 そもそも新茶は、柔らかい新芽だけを摘み取った、とてもデリケートな茶葉。秋~冬に栄養をたくさん蓄えており、お茶の甘みの基であるテアニンが豊富で、特有のさわやかさと豊かな風味を同時に楽しむことができます。

「鹿児島の新茶は、香り際立つ新芽の味わいが特徴です。宇治の新茶は、しっかりとした旨みが楽しめます。これ以外にも、おいしい新茶の産地はたくさんあります。少しずつ異なる新茶の収穫時期を意識しながら、味わいの違いを楽しむのも風流ですね」

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齊木由香(さいき・ゆか)

日本礼法教授、和文化研究家、着付師

旧酒蔵家出身で、幼少期から「新年のあいさつ」などの年間行事で和装を着用し、着物に親しむ。大妻女子大学で着物を生地から製作するなど、日本文化における衣食住について研究。2002年に芸能プロダクションによる約4000人のオーディションを勝ち抜き、テレビドラマやCM、映画などに多数出演。ドラマで和装を着用した経験を生かし“魅せる着物”を提案する。保有資格は「民族衣装文化普及協会認定着物着付師範」「日本礼法教授」「食生活アドバイザー」「秘書検定1級」「英語検定2級」など。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yukasaiki)。