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洗剤替え、靴整理…家事とはいえない「名もなき家事」で夫婦に溝? どう分担すべき?

良好な夫婦関係のための家事分担は?

Q.夫婦関係を良好に維持する、もしくは向上させるための「家事分担」の形・方法とは。

木村さん「ある程度具体的に、夫の分担する項目を決めて表にしておくことをお勧めします。口だけで言っても夫はすぐに忘れたり、逆に妻の方がついやってしまったりしてあまり効果的ではないので、夫婦間の『名もなき家事』を『一つの共同作業』にするために紙に書き出しておき、実際に家事をしながら適宜調整しましょう。

例えば、夫に『ティッシュ箱の交換』をやってもらおうとしたものの、空き箱をつぶすのが下手で、結局は妻の仕事が増えるということがあるかもしれません。そんなときは『トイレットペーパーの交換』に変更するなど、実際に『名もなき家事』の項目を2人で行いながら、継続性のある分担にすることが大事です」

Q.「名もなき家事」の偏った負担や、それが相手に伝わらないストレスによって、日々不満をためている人は多いようです。

木村さん「『名もなき家事』の偏った負担は、諦めから来ている場合もあります。『どうせ言ってもやってくれない』『言ってもすぐに忘れる』など『頼んで嫌な思いをするなら、自分でやった方が楽』というような気持ちです。そうならないためには、『分かってほしい』ではなく『これをやってほしい』と具体的に伝えることです。

『私がどれだけ大変か分かっていないでしょう』と訴えると、それに対して『こっちだって大変なんだ、仕事関係のストレスは分からないくせに』などと返事され、ますます関係が悪化します。そうではなく、『○○はやるけど、時間がないから□□はやって。そしたら、部屋がいつもきれいに保てるから』『これは私にできるけど、あれは苦手だからやってほしい』と、理由や効果を含めて建設的な話をすると夫婦の協力的な関係が築けます」

Q.家事に起因する夫婦間のすれ違いやトラブルを防ぐため、日常的に求められる夫側・妻側それぞれの意識や行動とは。

木村さん「まず、妻側は夫の承認欲求をうまく使うことです。男というものは、何かにつけて認めてもらいたい生き物です。それは上司が相手でも、妻が相手でも同じです。『名もなき家事』でも『あなたにやってもらって本当に助かった』『ありがとう、私が苦手なことをしてくれるからありがたい』と感謝の言葉を伝えると、男性はどこかで『認めてもらっている』という意識が働き、『手伝うと喜んでくれる。またやろう』と考えるものです。

また、夫側は『妻は共感を得たい』のだと理解することです。妻に『私が大変だと分かってさえくれたらいい』と言われても、その真意にピンと来ずに『いや、君の気持ちはよく分かっている』とだけ答えると、結局は『分かっていない』と返されてしまいがちです。そこから一歩踏み込んで『俺はこれをやるから』と動き、妻が行動を求めていると察することが必要です。相手の求めている心理を読んだ上で、言葉や態度や行動を起こせば、トラブルを大幅に防ぐことができるはずです」

(オトナンサー編集部)

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木村泰之(きむら・やすゆき)

夫婦カウンセラー

一般社団法人夫婦問題レスキュー隊代表理事。23年にわたるサラリーマン生活を経て夫婦カウンセラーとして独立。さまざまな夫婦の問題に悩む人たちに男性目線でのアドバイスを日々送り続け、これまでに3万人を超える夫婦問題のカウンセリングを行ってきた他、夫婦カウンセラー養成、セミナー、相談者交流会などさまざまな形でアドバイスや勇気、元気を渡す活動を行っている。一般社団法人夫婦問題レスキュー隊木村泰之ブログ(https://www.41-22.net/)。

コメント

1件のコメント

  1. 名もなき家事を夫に認識させるという考え自体が何だか寂しい気もしますが(なんてことないので生活の一部だから勝手に体が動きますので負担には感じません。感じるのはさせられているととらえているからです)一番手っ取り早いのは完璧にこなしていたものを一切しないで自分が我慢できる限界まで放置することです。これは一人暮らしを始めた男子学生に効果が出る方法ですが自由ではあるけど食事は勝手に出てこないしお風呂も1週間もしないうちにかなり汚れるということを知ってありがたみを知る。知ったうえでなんで「最近お前は家事もせずに何考えてるんだ」と発言するような旦那さんだったらそもそも自分に見る目がなかったなと反省もしつつあなたが気付いてくれたのは「名もなき家事」なので気付いたときにやってくれたらとても嬉しいことなのよと伝える。とにかく伝えるという事が肝要。これで徐々にお互いを尊重する生活が手に入っていきます。