イヤな臭いを撃退! 自宅で簡単に消臭スプレーが作れるウラ技
玄関やトイレ、排水口など家庭の悪臭スポットに、市販消臭剤を使っている人も多いことでしょう。しかし、自宅で簡単に作れる「自家製消臭スプレー」なら節約にもなるため、一度試してみる価値がありそうですよ。

お家の嫌な臭いといえば、「玄関」「トイレ」「排水口」が“三大スポット”と言えるでしょう。その対策として、それぞれの場所専用の消臭剤を購入している人も多いことと思います。しかし、誰でも自宅で簡単に消臭スプレーを作る方法があります。
教えてくれるのは、臭気判定士(におい刑事)として知られる、共生エアテクノ代表の松林宏治さんです。
玄関の悪臭、その原因は低級脂肪酸
まずは家族以外の人が立つことも多い玄関から。松林さんによると、玄関の臭いの原因は、靴の中に繁殖した雑菌が発生させる低級脂肪酸です。低級脂肪酸の成分は納豆の臭いと同じで、対策としては、靴の中にエタノールスプレーを噴射して除菌します。
エタノールスプレーは、濃度60~80%のエタノールをスプレーボトルに入れるだけでオーケー。臭いが強い場合は、スプレー後にしっかりと天日干しするか、日陰でも風通しの良い場所で乾燥させるのが効果的です。
続いてトイレの臭いです。その主な原因はアルカリ性のアンモニアで、これは尿の成分である尿素が空気中の細菌によって分解されることで発生します。アンモニアに対しては、酸性のお酢スプレーが有効です。お酢スプレーは、100ミリリットルのお酢と400~500ミリリットルの水をスプレーボトルに入れるだけ。
最後は排水口です。この悪臭は汚水によって発生する、ゴミ箱や三角コーナーの生ごみが腐敗して発生する硫化水素系の臭いです。ここで効果を発揮するのが重曹スプレー。アルカリ性の重曹が、酸性の汚水の臭いを中和してくれます。臭いが強ければ、重曹を直接振りかけます。重曹スプレーは、重曹大さじ1杯と500ミリリットルの水をボトルに入れて混ぜれば完成です。
ちなみに、エタノールスプレーはカビ、お酢スプレーはペット、重曹スプレーは洋服の皮脂汚れの臭いなどにも有効だそう。自家製なので、家計も大助かりですね。
(オトナンサー編集部)
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