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もう痛くない! 冬の静電気は服の「素材」で防げる

冬場に発生しやすい静電気ですが、衣服の組み合わせをちょっとだけ変えることで、未然に予防ができます。その方法をご紹介します。

冬は静電気が悩みのタネ…

 冬場になると気になる静電気。セーターなどを着ていて、金属製のドアノブを触ったら突然、「パチッ」と強い痛みが走った経験は誰しもあることでしょう。

 しかし、この静電気、衣服の組み合わせを少しだけ工夫することで、未然に防ぐことができます。オトナンサー編集部では、静電気防止スプレー「エレガード」などを販売するライオンのお洗濯マイスター、大貫和泉さんにその方法を聞きました。

帯電しやすい素材としにくい素材がある

 そもそも静電気は、服を脱ぐ時などに衣類同士がこすれ合うことで発生します。重ね着をしている服の一方が「プラス」、もう一方が「マイナス」の電気を帯びた状態で金属類に触れると、「パチパチ」という音とともに放電される仕組みです。

 大貫さんによると、衣類の素材を「プラスに帯電しやすい素材」「帯電しにくい素材」「マイナスに帯電しやすい素材」の順番で並べると、ナイロン、ウール、絹、レーヨン、綿、麻、アセテート、ポリエステル、アクリルとなります。

衣類の素材の帯電列

 静電気は「プラスに帯電しやすい素材」と「マイナスに帯電しやすい素材」の組み合わせで発生しやすくなり、たとえば「ナイロンとアクリル」がこれに当てはまります。

 逆に「ナイロンとウール」「ポリエステルとアクリル」などのように、同じ性質の電気を帯電しやすい素材同士を組み合わせたり、綿や麻など元々帯電しにくい素材と組み合わせたりすることで、静電気は発生しにくくなります。

 ちなみに、自宅で洗える服には静電気防止効果のある柔軟剤を、洗えない服には「静電気防止スプレー」を使用するのも有効とのこと。静電気を気にしないで、冬のおしゃれを楽しみましょう。

(オトナンサー編集部)

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