プロ顔負け!? 「100均包丁」を驚くほど切れ味抜群にする方法
「包丁は100円ショップ」という人も多いことでしょう。しかし「安いから切れ味が悪いのは当然」と諦めていませんか。実は、100均包丁も正しく研げばプロの料理人顔負けの切れ味を発揮することができます。
食材から生活用品まで何でもそろう、お得で便利な100円ショップ。中でも「包丁」は、大手メーカーのものだと数千円するため、100円ショップで買っているという人も多いはずです。
「安いから切れ味が悪いのは仕方ない」――。そう半ば諦めながら“100均包丁”を使用している、そこのあなた。実はしっかりと研ぐことで、プロの板前さんも驚く(?)切れ味抜群の包丁に生まれ変わらせることができます。
「砥石」を使うのがポイント
今回、オトナンサー編集部の取材に応じてくれたのは東京・合羽橋の料理道具店「飯田屋」の飯田結太専務です。
飯田さんによると、100円包丁は「砥石」を使って研ぐことがポイント。電動シャープナーは便利ですが、刃先をギザギザにして食材に引っかかりやすくなるように研ぐため、切れ味は良くなっても刃を傷めてしまうといいます。
砥石は通常「荒砥(あらと)」「中砥(なかと)」「仕上げ」の3種類。それぞれ粒子の粗さが異なり、プロの板前さんは荒砥→中砥→仕上げの順番で3種類を使うそうですが、家庭であれば、中砥で研ぐだけで十分。コツは包丁と砥石の間に10円玉が2~3枚入るような角度にすることです。
しっかりと研げば、水が入った500ミリリットルのペットボトルも日本刀のようにひと振りで切れるように。ただし、100均包丁は高い包丁より硬さがないため、同じ切れ味を何回も持続するのは難しく、切れ味を復活させるにはもう一度研ぐ必要があります。
(オトナンサー編集部)
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