【漫画】迷子の女の子に「お母さんを探そう」となぐさめたら大号泣… 店員が気付いた“違和感”の正体とは
インスタグラムで公開されているおしどりさやさんの漫画が「小さな違和感を見逃さないことが大切かも」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。

漫画家のおしどりさやさんの漫画「迷子ちゃん」がインスタグラムで多くの「いいね」を集めて話題となっています。
接客業のアルバイト中、小さな女の子が迷子になっていました。「お母さんを見つけてあげるよ!」となぐさめたのですが、女の子はよりいっそう泣き出してしまいました。泣きじゃくりながらも何か言葉を飲み込んでいるような様子に、「この違和感は何だろう?」と思っていると…という内容で、読者からは「子どもの頃、自分の気持ちを伝えられなかったことを思い出して懐かしくなった」「小さな違和感に気付ける余裕の大切さを感じた」などの声が上がっています。
小さな違和感を見逃さない
おしどりさやさんは、インスタグラムとXでエッセー漫画などを発表しています。2017年に「猫のきもちがわからない」(KADOKAWA)でコミックエッセイプチ大賞を受賞。そのほか、「猫が飼いたくて仕方ない人」(全3巻・少年画報社)も出版しています。おしどりさやさんに作品について話を聞きました。
Q.インスタグラムで漫画を発表するようになったのは、いつごろからですか。
おしどりさやさん「2017年12月ごろからです。『猫のきもちがわからない』というエッセー漫画で賞をいただき、書籍の出版が決まったため、『宣伝のためにも』と編集部に勧められて始めました。元々漫画を描くのが好きなので、その後も自然と宣伝目的以外の漫画を投稿するようになりました」
Q.インスタグラムで漫画を発表することで、どのような影響がありましたか。
おしどりさやさん「想像していた以上にフォロワー数は伸びず、いいねもつかず。描くことに何の意味があるのかと、何度もめげそうになりました(笑)。でもどれだけ少なくても、『世界のどこかにいる見知らぬ人が、たった数人でもいいなと思ってくれた』ということが分かります。だからその人たちに届けたい、と思えるようになりました。強くなれたと思います」
Q.このエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
おしどりさやさん「迷子の対応中に頭がフル回転して、答えにたどり着いた。その過程が、自分の中では面白かったんです。同僚に『こんなことがあったよ!』って伝えたいと強く思ったのですが、言葉で伝えようとしても半分も届かない気がしたので、漫画にしちゃおうと思いました」
Q.この出来事を通して、意識や考え方が変わりましたか。
おしどりさやさん「人間にはそれぞれ違う心、考え方がある。私は、そのことを普段から大事にしている方なのに、小さい子だというだけでそれが見えなくなっていました。まだまだ修行が足りないな、と思いました。精進します」
Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
おしどりさやさん「同僚や漫画家友達からは、『迷子対応のように、働いているとよくあることに対しては、無意識に効率化された最小限の行動をしてしまいがちです。が、小さな違和感を見逃さず、細かなところまで気を張り巡らせられる『心の余裕』は持っておきたい、と改めて感じました』『同じ空間で働いている人の視点、感情というのを知ることができて、新鮮で面白かった』『子どものころ、思ったことをうまく伝えられない感じを思い出して懐かしい気分になった』『子どもと接するときでも、多様性を想像することが大切だと思った』などのコメントをもらいました」
(オトナンサー編集部)




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