オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

24時間営業をやめたファミレス&ファストフード店、売り上げや満足度は向上した?

震災機に24時間営業見直し

 24時間営業のイメージが強かったファストフード店「マクドナルド」でも営業時間の短縮が進んでいます。日本マクドナルド(東京都新宿区)の広報担当者に聞きました。

Q.都市部でも深夜・早朝時間帯に営業していない店が増えた印象があります。

担当者「主に2014年から2015年にかけ、24時間営業店舗の縮小を行ったためです」

Q.なぜ24時間営業を見直したのですか。

担当者「2011年の東日本大震災以降、ご家族と家で過ごす機会が増えるなど、お客さまのライフスタイルに変化が見られ始めました。そこで各店舗で24時間営業のニーズがあるのかどうか再確認し、見直しました。営業時間を見直した店舗では、これまで深夜時間帯にかけていた労力を、昼の時間など他の営業時間帯のサービス強化などに充てました。

現在も、店舗ロケーションにより要望が強い店舗では24時間営業を継続しています。2018年末時点で、国内全2899店のうち24時間営業を行っているのは788店です」

Q.営業時間短縮による客数や売上高への影響は。

担当者「店舗ごとの売り上げや客数の状況はお伝えできませんが、24時間営業をやめた店では、深夜営業の労力をお昼の時間帯のサービス強化に振り分けたことで、お客さま満足度は向上したと考えています」

 一方、モスフードサービス(東京都品川区)は、運営するファストフード店「モスバーガー」の一部店舗の開店時間を2017年5月、それまでより1~2時間遅くしました。

 広報担当者は「以前から個別案件として柔軟に対応してきましたが、2017年ごろから世間で働き方改革の機運が高まりました。そこで、チェーン本部として加盟店にアナウンスを行い、人員状況、売り上げなどを総合的に判断した結果、同年5月に数十店が営業時間を変更しました。店舗からの申し出による時間短縮で、短縮分の売上額は減少するものの、ランチ時のピークタイムに人員を増やし、増収につなげた店舗もあります」と話しています。

 深夜営業を見直すことで、店舗側はランチ、ディナーといった書き入れ時に専念できるようになりました。24時間営業に慣れた客にとっては不便に感じることもありますが、サービス向上に対する将来的な投資と思えば、納得できる部分もあるのではないでしょうか。

(オトナンサー編集部)

1 2 3

コメント