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キャッシュレス化の波は“現金のみ”券売機メーカーに逆風か、追い風か 各社に聞く

他社の市場参入を懸念

 芝浦自販機(福井県小浜市)の担当者にも聞きました。

Q.芝浦自販機の券売機の主な配置先と販売台数は。

担当者「主な配置先は高速道路のサービスエリア、パーキングエリアなどの飲食店です。販売台数については回答を控えさせていただきます」

Q.政府のキャッシュレス化推進の動きは、メーカーにとって追い風ですか。

担当者「多様な決済手段があることで機器の買い替え需要が増え、追い風になると考えています。ただ、現金タイプの券売機を製造する当社としては、キャッシュレス決済の促進で現金を扱う場面が減る分、他社が市場に参入しやすくなるという懸念も抱いています」

Q.キャッシュレス決済の普及を見据えて、どのような対策をしていますか。

担当者「多様な決済手段に対応できる機器の開発を進めています。すでに電子マネーやポイントカード、クレジットカードに対応した機器は発売しています」

Q.これまでに製造したキャッシュレス対応の券売機は。また、販売台数は。

担当者「交通系・流通系電子マネー決済に対応した『KC-BX30VNM』(2018年4月製造)、クレジットカード決済に対応した『KC-TX30IN』(2018年10月製造)などです。販売台数は回答を控えさせていただきます」

Q.キャッシュレス決済対応の券売機を製造する上で、難しい点は。

担当者「決済ごとのスキームを整理すること、開発に時間を要することが課題となっています」

Q.販売先からは、製品についてどのような意見が寄せられていますか。

担当者「東京五輪など、国際大会の開催による訪日外国人観光客の増加を見据え、多言語対応、キャッシュレス対応機の引き合いが増えています」

Q.今後、販売を予定している券売機は。

担当者「大手キャリア会社と連携し、貯まったポイントで決済できる券売機を販売する予定です」

 政府のポイント還元策が実施されれば、キャッシュレス決済の有無で店を選ぶ人も増えるのではないでしょうか。増税後の券売機メーカー、飲食店の動向に注目です。

(オトナンサー編集部)

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