オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

×

空気が乾燥する冬…男性こそ知っておきたい「スキンケア」の意味と方法

空気が乾燥しがちな冬。カラカラ状態の中、「スキンケア」を面倒くさがる男性もいますが、実は「スキンケアは男性の方が必要」と皮膚科医は指摘します。

「タオルでゴシゴシ」は肌にダメージ
「タオルでゴシゴシ」は肌にダメージ

 毎年、冬の時期に気になるのが空気の乾燥です。2019年1月は、日本各地の降水量が軒並み少なく、特に関東地方は記録的少雨のため、まさに“カラカラ”の状態となりました。2月も警戒が必要なようです。

 乾燥によるインフルエンザや風邪の流行、火災などに広く注意が呼びかけられる中、同様に気を配りたいのが「肌のコンディション」。男性の中には、日頃のスキンケアを行わず、「洗顔してそのまま」の人も少なくないようですが、ネット上では、「最近、肌がピリピリする」「ニキビのようなものができた」「乾燥のせいか、ずっと肌が荒れている」など、肌のトラブルを気にする男性の声も多くみられます。

 男性にとっては、「面倒くさい」と思ってしまうことも少なくない「スキンケア」について、野村皮膚科医院の野村有子院長に聞きました。

ひげそり後が「ゴールデンタイム」

Q.男性も女性同様にスキンケアが必要なのでしょうか。

野村さん「皮膚を健康にするために、性別・世代問わずスキンケアは必要です。ビジネスマンの場合は毎日ひげそりをするので、その後のケアが必要になってきます。そうした意味においても、むしろ女性より男性の方が、肌にかかる日々の負担は大きいと自覚する方がよいのです。また、スキンケアによって肌が整っている方が好感度は上がると思います」

Q.皮膚科を訪れる男性は多いのですか。

野村さん「毛穴とニキビの相談が増えています。以前は『ニキビは青春のシンボル』と諦めていた男性が多かったのですが、10年ほど前に治療薬が認可され、『ニキビも正しくケアすれば治るもの』と意識が変わり、男性の来院も増えました。さらに、ニキビになる前の余分な皮脂によるベタつきや、目立つ毛穴の相談も増えた一方で、乾燥肌による肌荒れの相談も増えています」

Q.男性の場合、スキンケアはいつ行うのがよいのでしょうか。

野村さん「男性は、ひげそり後という明確なタイミングがあります。カミソリを使ったシェービングは、刃が直接肌にあたるので、古い余分な角質を取り除くことができます。また、シェービング直後は、肌が水分を吸収しやすい状態です。この“ゴールデンタイム”を逃さず保湿することで肌がしっかり水分を吸収し、毛穴の目立たない理想的な肌へと導くことができます。ひげそり後の保湿を行いましょう。具体的な手順は次の通りです」

【1.洗顔】
肌の余分な皮脂と汚れを落とすと同時に、ひげに水分を与えて柔らかくし、そりやすい状態に整えます。洗顔は手でゴシゴシとこすらず、泡で優しく洗いましょう。

【2.シェービング】
ひげには、シェービング用の泡やジェルを必ずつけてください。肌がむき出しの状態で刃をあてると、肌を傷つける原因になります。そった後のタオルドライは、肌に軽く押し当てて水分を吸わせるイメージで行います。ゴシゴシこするのはNGです。

【3.スキンケア】
シェービング後の肌はかさつきやすいため、スキンケアは必ず、そった直後に行ってください。化粧水を適量手に取って顔に塗り、肌に染み込ませるイメージで、手のひらで顔全体を覆うように抑えます。こうすると、手の温度で化粧水が温まり、肌に浸透しやすくなります。洗顔やタオルドライと同様、スキンケア時もゴシゴシと顔をこすらないように注意が必要です。

Q.男性も乳液を使った方がよいのでしょうか。

野村さん「肌の乾燥が気になる場合は使った方がよいです。化粧水は肌の水分補給、乳液は化粧水で潤った肌にフタをし、水分の蒸発を防ぐのが目的です。肌の乾燥が気になる場合は、化粧水だけで済ませるのではなく、男性も乳液を使うことをお勧めします」

Q.男性の中には、男性用のスキンケア用品を持っておらず、「妻の化粧水を借りている」という人も少なくないようですが、問題ないのでしょうか。

野村さん「女性の肌と比較すると、男性の肌は皮脂量が多く、水分量が少ないというデータがあります。また、水分蒸散量も男性の方が多いため、女性よりも肌が乾燥しやすいといえます。つまり、男性の肌は脂っぽい半面、乾燥しやすい肌といえるのです。

もともとの肌質の違いがあるため、男性は男性用のスキンケア用品を選ぶのがよいでしょう。女性用のスキンケア用品や油分の強いものを使うと、肌に合わないこともあります。自分の肌質に合わないスキンケア用品を使うと、肌トラブルの原因になるため、注意が必要です」

Q.今年の冬は、空気の乾燥が特に激しいです。肌トラブルについて、例年以上に注意すべき点は。

野村さん「今年は昨夏の猛暑の影響で、花粉が例年よりも多く飛散すると言われています。くしゃみや鼻水、涙目など花粉症の症状が起こるのは、目や鼻の粘膜だけではありません。皮膚に花粉が付着することで、顔や首にかゆみや湿疹が出る『花粉皮膚炎』を起こすことがあります。花粉による肌トラブルの予防や症状抑制には、花粉と皮膚の接触を減らすこと、また、花粉が飛散する時期は特に保湿ケアを徹底することが大切です」

(オトナンサー編集部)

1 2

コメント