オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

自宅住所も健康状態も…「フィットネス」「歩数計」アプリから《あらゆる生活データ》がバレている! 実はハッキングより怖い“情報漏えい”の実態

安全に使うための5つのルール

 最後に、誰でもすぐに実践できる安全対策を紹介します。

【(1)プロフィールは非公開に設定し、ルートは共有しない】

特に自宅や学校、勤務先周辺は「プライバシーゾーン」で隠す機能を活用しましょう。

【(2)位置情報は「使用中のみ」に】

バックグラウンドでの取得や「正確な位置情報」は、オフにしておくのが基本です。

【(3)自動共有を停止】

ルートマップよりも「合計歩数」や「運動時間」だけを共有するようにしましょう。

【(4)月に一度は権限を見直す】

カメラやマイク、連絡先など不要なアクセス権は、こまめに削除を。

【(5)安全なネットワークで同期する】

公共Wi-FiではVPNを利用し、データを暗号化して保護するのがおすすめです。

 アプリを使ったフィットネス管理は、健康づくりにとって大きな助けになります。しかし一方で、知らないうちに「生活の履歴」が世界に公開されている可能性があることも忘れてはいけません。

「設定のほんの少しの工夫で、多くのリスクは防げます。自分や家族の生活圏を守る意識を持つことが大切です」とブリエディスさんはアドバイスします。秋の心地よいランニングや散歩を安心して楽しむために、まずはアプリの設定画面をもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

(オトナンサー編集部)

1 2

マリユス・ブリエディス

NordVPN 最高技術責任者(CTO)

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍し、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務める。IT業界で培った長年の経験を基に、技術革新とセキュリティ分野の発展をけん引。代表的なプロジェクトである「NordLynxプロトコル」は、WireGuardプロトコルを基に開発され、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。キャリア初期にはQSTKやPythonを用いたプロジェクトやウェブ開発に携わり、現在はNord Securityで5つのチームを率いて企業の成長に貢献。講演やインタビューを通じてサイバーセキュリティーの知識を広めると同時に、謙虚さを忘れず学び続けることを信条としている。

マリユス・ブリエディス 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA