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硬くて捨てがちだけど…ブロッコリーの“茎”をうまく調理するコツとは 人気料理講師が解説

ブロッコリーの茎は硬いため、捨ててしまう人も多いと思います。茎を上手に調理する方法について、料理インストラクターに聞きました。

ブロッコリーの茎を上手に調理するコツは?
ブロッコリーの茎を上手に調理するコツは?

 サラダや付け合わせによく使われる野菜の一つが「ブロッコリー」です。花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分だけでなく、茎も食べることができますが硬いため、捨ててしまう人もいるのではないでしょうか。ブロッコリーの茎を上手に調理する方法について、オンライン料理教室やテレビ番組などで活躍する、料理インストラクターのいとえりさんに教えていただきました。

茎は炒めて調理するのがお勧め

Q.ブロッコリーの茎を料理に活用する際のコツについて、教えてください。茎の皮が硬く、調理しにくいと感じる人もいるようですが、どのような手順で茎を処理したらよいのでしょうか。

いとえりさん「ブロッコリーの茎は基本的に食べることができます。まず茎を落としたら、まな板の上に茎を立てておき、上から下に向かって皮をそぎ落とすのが安全で良いと思います。茎を横にすると、茎がコロコロ転がってしまい手が滑って危ないので、真っすぐに立てて茎の皮を剥がしていくのがお勧めです。

剥がす厚さなのですが、ブロッコリーの茎を切り落とすと断面に丸い線が見えます。その線がブロッコリーの皮の硬いところなので、その線の内側で切り落としてあげるとよいと思います」

Q.ブロッコリーの茎はどのように調理すると、よりおいしく食べられるのでしょうか。

いとえりさん「ブロッコリーの茎は硬そうなので、ついゆでたくなってしまうのですが、実はゆでると栄養やうまみがお湯に溶け出てしまうので、ゆでないでそのまま油で炒めていただくと甘みがグッと詰まっておいしくなりますよ。

そのため、ブロッコリーの茎はゆでずに野菜炒めに合わせるなど、一般的にはつぼみの部分と同じように調理していただくのがよいですね。炒め物の中に彩りとして加えたり、スープに入れたりしてもおいしくいただけますよ」

Q.ちなみに、ブロッコリーはつぼみや茎以外の部位も食べることができるのでしょうか。

いとえりさん「ブロッコリーはつぼみや茎だけでなく、葉っぱや茎の皮なども食べられます。ただし、食べるのを避けた方が良いと思うのは茎の皮ですね。先ほども少しお話しした通り、茎の外側の部分は硬くて繊維が通っているので、そこだけ切っていただいた方が良いと思います。全て同じ調理法でつぼみと一緒に食べられるので、一緒に使っていただくと良いと思います」

(オトナンサー編集部)

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いとえり

料理インストラクター

「おいしく手早く簡単に!」をモットーに、コスパ良く保存もできる料理を提案している。レシピ・商品開発を手掛けるほか、オンライン料理教室などで活動。オンライン料理教室の累計参加者数は2万人以上。レシピ書籍「料理インストラクターいとえりと一緒にやれば絶対できる30分3品ラクたのごはん」(徳間書店)は、楽天ブックス和食・おかずカテゴリで週間1位を記録。

【メディア出演歴】
「anan」「メレンゲの気持ち」「NHK おはよう日本」「朝日新聞」「Abema Prime」「日経doors」「あさチャン!」「初耳学」「ZIP!」「news every.」「サタデープラス」「あさイチ」ほか多数。

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