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水出し茶、煮出し茶は腐りやすい!? 作り置き時のNG行為&保存期間の目安とは

「水出し」や「煮出し」で作ったお茶は何日程度保存できるのでしょうか。お茶を安全に作るコツについて、料理インストラクターに聞きました。

「水出し」や「煮出し」で作ったお茶を安全に飲むには?
「水出し」や「煮出し」で作ったお茶を安全に飲むには?

 夏に冷たい麦茶や玄米茶などを作り置きする人は多いと思います。ただ、作り方や保存の仕方によっては食中毒になる危険性があるため、注意が必要です。「水出し」や「煮出し」で作ったお茶は何日程度保存できるのでしょうか。安全なお茶の作り方や、お茶が傷む原因などについて、オンライン料理教室やテレビ番組などで活躍する、料理インストラクターのいとえりさんに教えていただきました。

長時間常温で冷ますのはNG

Q.「水出し」や「煮出し」で作ったお茶は、何日程度保存できるのでしょうか。

いとえりさん「まず水出しの場合、お水そのものの衛生状態にもよりますが、冷蔵庫での保存で1~2日程度が目安です。煮出しの場合は煮沸消毒の効果があるため、3~4日は日持ちするようになりますね。

特に気を付けたいのは、麦茶や玄米茶、コーン茶などの『茶葉』が主原料ではないお茶です。ウーロン茶や緑茶の原材料である茶葉にはカテキンやカフェインなど、抗菌作用のある成分が含まれています。一方、麦茶の主原料である大麦や玄米などには抗菌作用のある成分が多く含まれていないため、より食中毒になりやすいという側面があります。

麦茶の香ばしさは大麦のでんぷん質やたんぱく質が溶け出すことで感じられるようになるのですが、これらが溶け出すことで反対に腐敗が始まってしまうということにもなるんですね」

Q.家で作ったお茶が傷む原因や、傷んでいるサインについて教えてください。

いとえりさん「お茶が傷む要因としては、やはり温度による問題と、あとはお茶を入れている容器の衛生状態も大きく関わりますね。先ほど煮出しの場合は3~4日ほどもつとお話ししましたが、煮出した後、冷ますために長時間常温で置いておくというのもよくありません。常温のまま置いておくと一気に腐敗が進み、独特な酸っぱい香りや酸味を感じるようになります。こうなると、かなり腐敗が進んでいるため、すぐに捨てるようにしましょう。

このほか、トロっとした浮遊物が浮いてくることもあります。これも雑菌が繁殖しているサインですね」

Q.「水出し」や「煮出し」でお茶を安全に作るコツはありますか。

いとえりさん「煮出しの場合、流水や氷を使って急冷させましょう。先述のように、常温で放置すると早めに腐敗が始まってしまうため、なるべく早めに冷蔵庫に移動させることを意識してくださいね。水出しの場合も同じで、お茶ができたらすぐに冷蔵保存させましょう。

また、お茶のパックをそのまま入れておくのも衛生状態としてよくありません。お茶の成分が浸透できたと感じたらすぐにパックを取り出してください。

あとは、お茶を作るお水や容器、それに触れる手を常に清潔にしておくことですね。容器に茶渋がついているようであれば、ハイターや重曹などでつけ置きをして汚れを除去し、清潔に保つようにしましょう」

* * *

 暑い時期は自宅で作ったお茶が飲みたくなるとは思いますが、お茶の作り方や保存方法には注意が必要です。気温や湿度が高くなり、食中毒が増えつつあり、お茶を飲み切る目安は意識しておくとよいですね。

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ」 これが作り置き時に“傷みやすいお茶”です

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いとえり

料理インストラクター

「おいしく手早く簡単に!」をモットーに、コスパ良く保存もできる料理を提案している。レシピ・商品開発を手掛けるほか、オンライン料理教室などで活動。オンライン料理教室の累計参加者数は2万人以上。レシピ書籍「料理インストラクターいとえりと一緒にやれば絶対できる30分3品ラクたのごはん」(徳間書店)は、楽天ブックス和食・おかずカテゴリで週間1位を記録。

【メディア出演歴】
「anan」「メレンゲの気持ち」「NHK おはよう日本」「朝日新聞」「Abema Prime」「日経doors」「あさチャン!」「初耳学」「ZIP!」「news every.」「サタデープラス」「あさイチ」ほか多数。

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