上司に贈ると「失礼」にあたるものは? 一流ビジネスパーソンを自認する皆さまにお聞きします!
日頃の感謝を伝えるお歳暮ですが、上司に贈ると一般に失礼とされる品物もあります。

マクロミルが、2017年12月に公開した「2017年のお歳暮について調査!」では、昨今のお歳暮事情が明らかになっています。それによると、お歳暮の予算は贈る相手に関係なく、3000~5000円が主流のようです。お歳暮は日頃の感謝をカタチにするもの。印象に残るお歳暮を贈りたいものですが、お歳暮選びにも「TPO」があるのをご存じでしょうか。
今回は「運命を味方につけるプリンセスマナー」(河出書房新社)を紹介します。著者は、マナー講師の西出ひろ子さん。主な実績として、28万部のベストセラー「お仕事のマナーとコツ」(学研)や、NHK大河ドラマ「龍馬伝」「花燃ゆ」などのマナー指導などがあり、著書累計100万部を超える、トップクラスのマナー講師として知られています。
簡単そうで簡単ではないお歳暮のTPO
まずは、お歳暮の基本を抑えておきましょう。お歳暮の時期は、関東は12月上旬~15日、関西は12月15日から25日くらいまでとされています。他の地域でも、12月15日から25日くらいが一般的です。
ただし、西出さんはお歳暮について「日頃、お世話になっている気持ちを伝えるもので、時期という『型』にこだわるのではなく、感謝の気持ちを込めて贈ることが大切です」と解説します。
さて、ここで、西出さんからお歳暮で贈る品物について質問です。上司に贈ると失礼にあたるものを回答してください。以下の10項目から当てはまるものを全て選んでください(回答は記事の最後に記載)。
(1)現金
(2)商品券
(3)ギフト券
(4)靴
(5)靴下
(6)スリッパ
(7)時計
(8)かばん
(9)筆記用具
(10)ベルト
ちなみに、同じ贈り物では、お歳暮以外にも「結婚祝い」や「異性へのプレゼント」がありますが、西出さんによると、それぞれ以下のような注意点もあります。
「結婚祝いには、『切れる』『壊れる』『別れる』などの言葉を連想させる包丁やはさみ、陶器、ガラス製品などはNGと言われています。ただし、親しい間柄の相手で、これらを希望される場合は構いません。結婚生活で、本当に必要とするものをプレゼントするのが一番です」
異性へのプレゼントはどうでしょうか。
「異性へのプレゼントは誤解を招きかねないので要注意です。肌につけるようなものは、下着や香水はもちろん、アクセサリー類も好ましくはありません。恋人同士でなければNGです。ネックレスやリングは、相手への好意を表すと言われていますし、ネクタイピンやネクタイにも同じ意味があります。
ネクタイなどは、男性への贈り物に最適と思われがちですが、誤解されないよう気をつけましょう」
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