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仕事で夕食が遅くなりがち…夜に食べてもOKなもの、NGなものは? 管理栄養士に聞く

夜遅い時間に夕食を取る場合、どのような食べ物を摂取したらよいのでしょうか。管理栄養士に聞きました。

夜遅い時間に食べてもよいものは?
夜遅い時間に食べてもよいものは?

 仕事の関係で夜遅い時間に夕食を取る人は多いと思います。夜に食事をすると太るといわれていますが、どのような食べ物であれば摂取してもよいのでしょうか。夜遅い時間に摂取してもよい食べ物、摂取を避けた方がよい食べ物について、管理栄養士の桜井このさんに聞きました。

脂質が多い食べ物や炭水化物は避けて

Q.そもそも健康的な生活を送るためには、何時までに夕食を終えるのが理想なのでしょうか。

桜井さん「寝るまでの時間を逆算すると、だいたい午後7時ごろまでに夕食を済ませておくのがベストです。なぜかというと、食べ物を消化して体内に吸収するには、4時間から6時間程度かかるといわれているからです。もしその間に寝てしまうと、体の働きが鈍くなってしまうため、余計に体に負担をかけることになります。ですから、なるべく消化が終わる時間に眠りにつけるようにするのが理想的でしょう」

Q.夜遅くに食べるのを避けた方が良いものについて、教えてください。

桜井さん「摂取を避けたいのは消化が遅くなる食べ物や脂質が多い食べ物、炭水化物などですね。またタンパク質もメリットが多い栄養素ではあるのですが、夜遅くにタンパク質が含まれた食べ物を食べると、胃腸に負担をかけてしまいます。そのため、夜にタンパク質をたくさん摂取するのはお勧めできません」

Q.どうしても夜遅い時間でなければ夕食を取れない場合、どのようなものを食べると良いのでしょうか。

桜井さん「体に負担をかけないようにするためには炭水化物を少なめにするなど、カロリーをなるべく減らすメニューにすると良いと思います。夜にタンパク質を摂取する場合、脂の多い肉ではなく、魚や大豆製品などから取る方法があります。また、茶碗に白米をたっぷり盛って食べるのではなく、おかゆや雑炊などにして消化しやすいように調理して食べる方法もありますよ」

(オトナンサー編集部)

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桜井この(さくらい・この)

管理栄養士

管理栄養士歷20年。栄養指導人数5,000人超。総合病院、高齢者施設、産婦人科小児科での勤務の後、栄養士の指導にも従事。現在はフリーの管理栄養士として、個人の栄養・食事相談から企業・飲食店・サロン・スポーツジム等の献立作成まで、幅広い活動を行う。

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